死ぬんじゃねぇぞ
「・・・・・よぉ。」
「何しに来たんですか・・・・・」
招かれざる客の正体。それは。
「もしかして、ストーカーですか?沙凪さん。」
「否定できんのが哀しいねぇ。」
そう。沙凪は好の後を尾行していた。家まで付いていって、さて、これからどうしようかと今更の苦悩をする沙凪は、夕飯の買出しに出掛けようとした、ママさんに見つかり、変質者と間違えられないように(変質者だが)好と知り合いである事を、好ママに伝えた。すると、好ママは沙凪を好のお客さんと解釈して、恋の部屋に案内したとゆう訳だ。 説明終わり。
「とうとう、やってはいけない事をやってしまいましたね・・・・・」
「いや、知り合いだろ?尾けたっていいじゃない。だって知り合いだもの。」
「詰まらないギャグはさておいて・・・・・」
・・・・・予想できていた事だが容赦が無い。
「とっとと出て行ってください。折角のバカンスが台無しです。」
「なんだよバカンスって。明日、日帰り旅行でもすんのか?」
「ああ、もう。家で羽を広げる算段だったんですがね・・・・」
深いため息を吐く。
「ねぇねぇ。好も沙凪さんも、泊まってくの?ってゆうか泊まりなさい!」
陽気な母に、全力の抗議をする。
「は?何言ってんですか!私はともかく、沙凪さんは他人ですよ!泊めるんですか!?」
「聞く所によれば、この人は好ちゃんを居候させてくれてたんでしょう?持て成すのは当たり前でしょ?」
満面の笑みだ。ここは沙凪にガツンと言ってもらわなければ。
「沙凪さん。貴方からも何か言ってくださいよ。」
小声で囁く。しかし、この伝言は正しく伝わりはしなかった。
「泊まらせていただきます!」
「あらあら、沙凪さんも泊まりたいってよ。」
覚えてなさい。おっちょこちょいでは済ましませんからね。
いつか訪れるであろう、沙凪の惨劇を思い浮かべると、胸が苦しくなる。生きろよ。沙凪。




