尻に敷かれる 其の二
ヒロイン、好。新キャラ、日和子。その二人は三人分用意されていたカレーを1:2の割合で食べてしまう。ちなみに主人公、沙凪はと言えば。
「日和子さん。そんなおなか空いてんですか。」
「うん・・・金欠でねぇ・・・・食パン二斤くらいしか食べてなくて・・・・」
「それは可哀そうに・・・・」
日和子を哀れむ好に何となく、嫌ぁな予感がする沙凪。
「言っとくけど、日和子に食わせる分のカレーはねぇぞ、今もしれっと食パン二斤食っといて空腹とかゆう女だぞ。三人で分けると、どうしてもなぁ・・・・」
「なら、貴方が我慢しなさい。」
さも当たり前の様に即答しやがった。
「・・・・言っとくけど、この料理は俺が買った食材で、俺が調理したんだぞ。だから当然食べる権利があるはず・・・・」
沙凪はなんと、好に歯向かうとゆう、なんとも無謀な行動に出てしまった。
「空腹の女性二人、男性一人なら、当然、男性が譲歩するのが普通でしょう。もっと紳士的な対応は出来ないものですか。」
好が、例の邪眼を開眼する。
「はい。ごめんなさい。でしゃばりました。」
降伏の言葉が驚くほど流暢に出てきた。
なんだか最近、好は邪眼の威力に、自覚を持ち始めている気がする沙凪であった。
そんなこんなで、沙凪は昼食抜きである。
嗚呼、俺は将来、嫁の尻に敷かれる運命にありそうだ。
そんな事をしみじみ思った、悲しい三十七歳の回でした。




