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粗悪人
「もぉ、貴方のせいで話が逸れたじゃないですか。」
え、俺のせいっすか?あんたがしっつこく訊いてきたから、答えただけなのに・・・・
いいですか。と無理やり、場を開き直らせる。
「私はですね、只の人間じゃないんです。」
「なんなんだよ、じゃあ・・・・」
「私は、言わば、人間のアルビノ種です。」
「アルビノ?」
「この程度のことも分からないんですか?」
この子こんなにサドっ気強かったっけ。
「突然変異ですよ。」
「・・・・は?」
「・・・・・突然変異すら理解できないなんて。」
可哀想なものを見る眼をする。一発ぶん殴りてぇなぁ。
「私は、簡単に卑下て言えば、人間の失敗作です。遺伝子の異常と申しましょうか・・・・」
「その白さって、そんなに小難しい言葉使わんと説明できんのか・・・」
「遺伝子専門の学者さんがいれば、きっと分かり易く教えてくれるんでしょうがねぇ。」
「多分そりゃ、三流高卒の、落ちこぼれには理解できんよ。」
「まあ、アルビノすら理解できないなら、そうなるでしょうね。」
なんかいちいち癇に障る女だ。
この時、まだ沙凪は好に反感と対抗意識があったものだが、この少女は生粋のサドであった。
その内、少女に対抗するのが無駄であると気付くだろう。




