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尻に敷かれる

 「調子乗りました。誠に申し訳ありませんでした。」

 沙凪は、深々と謝罪をする。

 「ふんっ。」

 一方好はまだツンツンプリプリしていた。

 「機嫌直してくれよ。最高に美味い朝飯あるから!」

 沙凪は好の手を取り、半ば強引に食卓へ連れて行く。が。

 沙凪は料理を一目見て気付いた。

 さ、冷めてる・・・・・

 これでは好の機嫌を直すには至れない・・・・!

 むしろ悪くなるんじゃ・・・・

 「どうしたんですか?」

 「い、いや。どうも料理が冷めてるみたいだから、ちょっとチンしていいか?」

  ・・・・・・・・・

 

 沈黙。どう見ても更に機嫌が悪くなってる。

 「少しだけ待ってくれ。頼む!」

 「別にいいですけど・・・・」

 せっせと料理をレンジに掛け、温める。

 温め終わり、ようやく食事が始まる。

 「どうよ、自慢の手料理。」

 機嫌良好気味に見える好に訊いてみる。

 「非常に美味しいです。」

 「そりゃ良かった。」

 どうにか修羅場を乗り切り、一安心の沙凪である。



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