白紙だから描けるー好奇心が道を教えてくれるー
この物語には、大きな目的地はありません。
ただ、心が動いたほうへ歩いてみる。
そんな一歩一歩を、言葉にして残した物語です。
もし、読んでいる途中で、
あなたの心にも何か小さな動きが生まれたなら、
その瞬間が、この物語の続きなのかもしれません。
気づけば、
毎日が白紙のようになっていた。
昨日の続きを生きている感覚がない。
もちろん。
記憶はある。
やることもある。
けれど、
心はまっさらなまま、
今日という一日を迎えている。
昔は、
頭の中がいつも忙しかった。
これで合っているのだろうか。
何を選べばいいのだろうか。
そんな思考が、
次から次へと浮かんでいた。
けれど、
今は、
その静けさの中にいることが増えた。
すると、
不思議なことに、
自分の内側から浮かんでくるものを、
そのまま受け取れるようになっていた。
ふと浮かぶひらめき。
小さな直感。
「気になる。」
「やってみたい。」
そんな好奇心が、
静かに顔を出す。
昔なら、
考えているうちに、
その小さな声は消えてしまっていた。
けれど、
今は、
その感覚を信頼している。
心が動くほうへ進んでみる。
すると、
また、新しい景色が広がる。
その景色の中で、
新しい出会いがあり、
新しい気づきが生まれる。
そして、
また心が動く。
そんな流れを繰り返すうちに、
ひとつ感じるようになったことがある。
わたしの世界は、
わたしの内側から創られている。
だから、
未来を無理に決めようとは思わない。
流れをコントロールしようともしない。
心が動くほうへ、
自然に歩いていく。
その先には、
今のわたしには、
想像もできない景色が待っている。
だからこそ、
面白い。
白紙だからこそ、
新しい一日に描ける。
空を見上げる。
今日の空は、
今日だけの空だった。
わたしは今日も、
白紙の心で
心が動くほうへ歩き出す。
この物語を書きながら、わたし自身も、
毎日が白紙から始まっていることを何度も感じました。
未来を決めなくていい。
答えを急がなくてもいい。
心が動くほうへ歩いていくと、
その先で新しい景色が待っている。
この作品が、あなたにとって、
そんな一歩を思い出すきっかけになっていたら、
とてもうれしく思います。
最後まで読んでくださり、本当にありがとうございました。




