意識を向けたものが広がっていくーわたしが見ていた世界ー
この物語は、大きな出来事が起こる話ではありません。
毎日の中で、少しずつ意識の向く先が変わり、
見える世界が変わっていった、そんな小さな記録です。
もし今、
立ち止まっている方がいたら、
この物語が、ほんの少しでも心をゆるめる時間になれば嬉しいです。
昔のわたしは、
いつも外側ばかり見ていた。
「また失敗してしまうかもしれない。」
「怒られないようにしなければ。」
「時間に間に合わせなければ。」
そんな思いが、
頭の中をいつも巡っていた。
どうしたらうまくできるのだろう。
どうしたら失敗しないのだろう。
そんなことばかり考えていた。
会社を辞めてからは、
問いの向け先が少しずつ変わっていった。
「わたしは、本当は何がしたいんだろう?」
「どんな生き方をしたいんだろう?」
問いを持ち続けていると、
少しずつ自分の内側へ意識が向くようになった。
そして、
いつの頃からか、
毎日、どこに意識が向いているかを、
大切にするようになった。
今日は、
どんな発見があるだろう。
どんな気づきに出会えるだろう。
そんなふうに、日常の中にある小さな発見を楽しむようになっていた。
外へ目を向けると、
鳥の声が聞こえる。
雲がゆっくり流れている。
木々の間から、やわらかな光が差し込んでいる。
日常の中にも、
新しい出会いや発見がある。
「こんな考え方もあるんだ。」
「こんな方法もあるんだ。」
そうやって、
新しいことを知り、
試してみる時間も好きになった。
一人で過ごす時間も、
わたしにとっては、大切な時間になった。
静かな時間の中で、
周りをゆっくり観察していると、
思いがけない気づきが訪れる。
昔は、
世界は、変わらないと思っていた。
でも、
今は違う。
意識を向けるものが変わると、見える世界も変わっていく。
世界そのものが変わったのではない。
わたしが見つめる場所が変わったのだ。
その変化は、
毎日の暮らしを、
少しずつ豊かにしてくれた。
世界は同じままでも、
意識を向ける場所が変わると、
見える景色は、少しずつ変わっていきます。
この物語を読み終えたあと、
あなたは今日、どこに意識を向けて過ごしたいと思いましたか?
その小さな問いが、新しい景色への入口になるかもしれません。
最後まで読んでくださり、ありがとうございました。




