焦りを忘れた日常ー時計を手放した心
昔のわたしは、
いつも時計を見てました。
次の予定。
やるべきこと。
間に合うかどうか。
気づけば、
心はいつも少し先にいました。
けれど、
ある日、焦らなくなった自分に気づきました。
今回はのお話は、
そんな小さな変化について綴ったものです。
気づけば、
焦ることがなくなっていた。
昔のわたしは、
いつも時間を気にしていた。
あと何分あるのだろう?
間に合うだろうか?
次に何しようか?
頭の中は、
少し先のことでいっぱいだった。
けれど、
今は違う。
予定がなくなったわけではない。
その日にやることは決まっている。
人と会う日もある。
出かける日もある。
そして、
今日も、自分の中から何かを生み出している。
けれど、
昔のような焦りはない。
なぜだろう?
そう考えたとき、
ひとつのことに気づいた。
わたしの中から、
時間が少しずつ消えていたのだ。
時間がある。
予定もある。
けれど、
心の中には時間がない。
早くしなければ。
遅れてはいけない。
急がなければ。
そんな考えが、
気づけば出てこなくなっていた。
昔は、
今やっていることよりも、
次のことを考えていた。
だから、
どこか落ち着かなかった。
目の前のことをしていても、
心は少し先に向かっていた。
けれど、
今は、
今やっていることに集中している。
人の話を聞いているときは、
その人の話を聞いている。
何かを創っているときは、
そのことに夢中になっている。
食事をしているときは、
その時間を味わっている。
だから、
心が忙しくない。
すると、
不思議なことが起きる。
急いでいないのに間に合う。
頑張っていないのに進んでいる。
忘れそうなことも、
必要な時になるとふっと思い出す。
まるで、
人生そのものが、
そっと教えてくれているようだった。
流れに身をゆだねていると、
無理に力を使わなくなる。
先に急がない。
結果を追いかけない。
今できることをする。
すると、
自然と次の流れがやってくる。
昔は、
焦ることで前に進む力だと思っていた。
焦らなければ、
置いていかれると思っていた。
けれど、
今は違う。
焦りは、
前へ進む力ではなかった。
ただ、
今という瞬間から意識を離していただけだった。
今にいる。
ただそれだけで、
必要なことは自然と起きていく。
気づけば、
わたしの日常から焦りは消えていた。
そして、
その代わりに、
ゆったりとした流れが訪れていた。
焦りは、
消そうとして消えたものではありませんでした。
焦っている自分に気づき、
そんな自分も受け入れていくうちに、
いつのまにか、
振り回されなくなっていました。
今という瞬間にいること。
ただ、
それだけで、
心は少しずつ静かになっていきます。
最後まで読んでくださり、本当にありがとうございました。




