問いが導いてくれたものー自分を知る旅ー
この物語は「問い」とともに歩いた日々を綴った、小さな記録です。
正しい答えを書きたいわけではありません。
問いを持ち続けた先で、一人の人が
少しずつ自分を知っていく。
そんな時間を、もしよろしければ一緒に歩いていただけたら嬉しいです。
会社を辞めてから、
わたしは、何度も自分に問いかけた。
「わたしは、本当は何がしたいんだろう?」
「どんな生き方をしたいんだろう?」
そして、
もう一つの問いも生まれた。
「どうして、わたしはできなかったんだろう?」
会社で働いていた頃、
周りの人が当たり前にできているように見えることが、
わたしには難しかった。
報連相のタイミングが分からない。
どこまで伝えればいいのか分からない。
分からないことがあっても、
「こんなことを聞いたら恥ずかしいかな?」
そんな気持ちがあって、
聞けずに終わってしまうこともあった。
でも、
わたしは、自分を責めるのではなく、
もう一度、問いを向けてみた。
「どうして聞けなかったんだろう?」
すると、
一つの答えが見えてきた。
わたしは、
苦手だと感じることから、
自然と目をそらしていたのかもしれない。
そう気づいてから、
少しずつ行動が変わり始めた。
分からないことがあれば、
その場で聞いてみる。
分からないまま進むより、
先に聞いた方が、
お互いにとって気持ちがいい。
そう思えるようになった。
説明を聞いていて、
少しでも疑問が浮かんだら、
自分が納得できるまで質問する。
昔のわたしは、
分からないまま終わることが多かった。
でも、
今は違う。
そのまま覚えるのではなく、
まずは自分の中で、
「こういうことかな。」
と自分なりの言葉に置き換えてみる。
そして、
その言葉を自分の口で伝えながら、
「こういうことですか?」
と相手に最終確認をする。
理解が合っていることを確認できたとき、
ようやく自分の中に落とし込むことができる。
それが、
わたしにとって一番理解しやすい学び方だった。
昔は、
みんなと同じように理解しようとしていた。
でも、
本当に必要だったのは、
自分にあった理解の仕方を知ることだった。
問いを持ち続けたからこそ、
少しずつ自分を知ることができた。
そして、
気づけば、
できない自分を責めるのではなく、
「わたしには、わたしに合った学び方がある。」
そう思えるようになっていた。
問いは、
本来のわたしへ、
静かに導いてくれる道しるべだった。
振り返ると、わたしを変えてくれたのは、答えではなく問いでした。
「どうしてだろう。」
「本当はどうしたいんだろう。」
その問いを手放さなかったからこそ、
少しずつ自分を知ることができたのだと思います。
もし、
この物語を読み終えたあとに、
あなたの心にも一つの問いが静かに浮かんだなら、
この物語は役目を果たせたのかもしれません。
最後まで読んでくださり、ありがとうございました。




