問いが導いてくれたーわたしはどうしたいー
この物語は「わたしはどうしたい?」という
一つの問いから始まりました。
特別な出来事ではなく、
日々の暮らしの中で少しずつ見つけていった、
小さな気づきの記録です。
会社を辞めてから、
わたしは、何度も自分に問いかけた。
「わたしは、どうしたいんだろう?」
「本当に進みたい方向はどこなんだろう?」
答えは、
すぐに見つからなかった。
それでも、
問いをやめることはなかった。
三十社以上の仕事を経験しながら、
少しずつ分かってきたことがある。
わたしは、
誰かに決められた道を進むよりも、
自分で考え、
自分で創り出すことに、
心が動く人だった。
そして、
もう一つ気づいたことがあった。
一人で静かに過ごしていると、
不思議なくらい、
ひらめきや言葉が自然と浮かんでくる。
無理に考えなくてもいい。
頑張って探さなくてもいい。
ただ、
心が静かな状態でいると、
次の一歩が自然と見えてくる。
だから、
わたしは、
家で一人でもできる働き方を選んだ。
一人になりたいからではない。
本来のわたしでいられる場所を選びたかったから。
あの頃、
まだ気づいていなかった。
でも、
今、
振り返ると、
問いを持ち続けた時間が、
本当のわたしへと導いてくれていたのだと思う。
問いには、すぐに答えが出るものもあれば、
時間をかけて育っていくものもあります。
この物語も、一つの答えを伝えるためではなく、
問いとともに歩いた時間を書き残したものです。
もし、読み終えたあとに、
「わたしはどうしたい?」そんな問いが心に浮かんだなら、
この物語は役目を果たせたのかもしれません。
最後まで読んでくださり、本当にありがとうございました。




