第二章 8再びダンジョンへ
ゆーこたんのご希望により昼焼肉だ。
バーベキューである。
「ほれ、この肉もういいぞ、おいさーや、人参もちゃんと食え」
「ぷいっです」
えっ? さーやたん人参嫌いなの? 兎族としてどうなの? そして安定のガイ奉行、焼肉もお手の物です。
「ガイたん、焼きそばはー?」
「あほか、焼きそばは締めだろが!」
そうなの?
「まったく、おい!? ゆーこ生肉食うんじゃねぇ、もうちょっと待て!」
「おいし」
「手伝うから、ガイも食べなさいよ」
「合間に食ってるよ、っておい馬鹿ニャーコ、カルビは秒の勝負だ、遅い!」
「しゅん」
ガイたんめちゃくちゃこだわりが有るな、ガイ無双だな。
「ふぅー、たべたたべた」
「さあっ、これからどうするよ」
「アタシ達はこれからダンジョンに潜るわよ、無理はしないで浅い場所ね」
ほほぅ、是非ともご一緒したいです。
「アタシはさーやちゃんとお店でのんびりする」
「ですです」
それもそそられるな!
「ゆーこは……ひみつ」
凄い気になるな!
「どうしようか、ガイたん」
「俺に聞くのかよ、ちっ何でもいいよ」
何でもいい、が一番困るってお母さん言ってたな、……今俺もわかったよ。
「じゃあガイたんに任せるよ」
「任すんじゃねぇよ! あぁもぅ分かった、ニャーコ達、俺達も着いて行っていいか?」
「勿論よ! いつでも構わないわ!」
凄いな、ニャーコちゃん、即決である。
「えっと、よろしくお願いします」
「ええ! 楽しくなってきたわね!」
「まったく、ニャーコは」
「……ふふっ」
そして五人で冒険者ギルドに到着する。
「よぉユウ、元気だな、今日もダンジョンに潜るのかよ?」
「おおっ、ボルたんこそもう働いて大丈夫なの?」
「ははっ、頑丈が取り柄だ、っても今日は流石にここで仕事だがな」
「ははっ、俺も体痛いしユーノちゃん居ないからみんなで浅い所連れてって貰うよ、勉強してくる」
「なんだよ、俺も着いて行ってやりてぇな〜」
「ふふっ、職員さんなのに着いて来たら怒られないの?」
「ばっか! 俺はダンジョンに潜り、問題ないか調べるのも仕事なんだよ」
「じゃあまた一緒に潜れるんだね」
「おぅよ、今日は書類整理だからあれだがな、無理すんじゃねぇぞ」
「らじゃー、えっと皆は……」
皆なんか壁見てるな、あれは何見てるんだろう。
「そっか、ユウは見たこと無かったな、あれはクエストボードだ、まぁ簡単に言えばなカード欲しい人が注文してんだよ、相場よりいいからななるべく速く欲しい人はクエスト依頼すんだよ、だからクエストボードってよりカード売って下さいボードだな」
「へぇーじゃあ冒険者じゃなくても良さそうだけど」
「まぁな、普通の依頼も有るぞ、街の外だが討伐や護衛だな、まぁ青ランク冒険者になってからだがな、なにお前ならすぐだ」
「ほぉー、どうやったらランク上がるの?」
「そういえば説明しなかったか、単純だ、20階到達しボスを討伐すれば青ランクだな」
「えっと仲間と一緒なら?」
「問題無いぞ、ボスはお前も知ってる通り甘くねぇ、仲間と一緒が普通だ」
「へぇー、なんかズル出来てしまいそう」
「ははっ、20階到達しボス討伐出来たなら文句は無いさ、足手まといが居てやれたなら大したもんだ」
「なるほどー」
ガイたん達も情報収集出来たみたいだし行きますか。
「よし、今日ユウは無理すんなよ、一応10階層で様子見すんぞ」
「「「おぅ!」」」
再びダンジョンに入る、少し不安だが、心強い仲間が居てくれるし、しっかり学ぼう、とりあえず黒鉄塊を握りしめた。
――ダンジョン1階層――
「ユーノたんが居ないと、道全然分かんないや」
「お前なちょっとくらい自分で覚えろ!」
ぐぬぅ、おっスライム発見、皆見てると緊張するな、よし、思いっきり行こう。
「よし『旋風斬!』」
ぐおぉおお〜腕、ちーぎーれーるー!
「あほかぁあああ、危ないわ! 何てもん振り回すんだ!」
「はぁーはぁー、超びっくりした」
「こっちのセリフだわ! スライムもビックリしてたじゃねぇか! 可哀相に」
「こ、怖かったわ」
「旋風斬使う時はやるぞ、とか、いくぞ! とか叫んでね?」
「びっくり」
なるほどー格好いいかも、やってみたいな。
「いくぞ!『旋風斬!』」
「うぉおおおー!? いくんじゃねぇよ! 敵いねぇだろが〜〜!」
怒られました。
「だって……」
「練習なら、する前に一言掛けろ! 黒鉄塊ナメんなよ、ちょっとした兵器だからな! おとなしく素振りしてやがれ!」
「しゅん」
「お前がやっても可愛くねぇ」
誰がやったら可愛いのだろうかな!
そんなこんなで地下2階である。
「皆すげえー」
まったく、動きが違う。
「ふふっ、まぁガイとゴーゴンは緑ランク、私とニャーコも黄ランクだしね」
「えっ? 二人は緑じゃないの?」
パーティーなら一緒に上がるんじゃないの?
「40階層のボス戦で私とニャーコは完全に負けちゃたからね、申請しなかったの、次は負けないわ!」
「凄いね、うん、俺も頑張るよ」
「ふふふっ、次は一緒に行けるといいわねっ」
是非ともご一緒したい!
アッサリと10階層に到着してしまった。
「おいっ蟻がうっとうしいな、よし、ユウ行け」
「がってん、いくぞ!『旋風斬!』」
腕がもーげーるー、腕の被害もあったが周りの蟻を一掃出来た。
ゴーゴンが前衛で蟻を吹き飛ばしガイたんとニャーコが残りの敵を殲滅、マーニャが風と炎の魔法で遠い敵を焼き尽くす、俺は後ろでマーニャちゃんの護衛とたまに天井の敵を突っつく。
「ふぅー大分片付いたな、こっからどうするよ?」
「まだまだ時間も平気だしユウ君もせっかくだし11階も見といた方がいいと思う」
「だなぁ、ちょっと休憩して11階行くか?」
「こ、怖くない?」
「ふふっ、どうかしら? まぁ大丈夫よ、少しだけだから」
えっ? 今までの敵も結構恐かったんだけど……大丈夫かな。
《ユウ、マッケンジーLv3》
《借金残:十億九千四百九十一万》
《猶予日数:一日と(7時間)》
《所持金:五十万七百円》
《所持カード一枚》
《装備:草の靴、黒い服、黒鉄塊、バッグ》
《能力:触手、触手服、触手鎌2、ブースト、ユーノ》
《スキル:旋風斬、怪力》
《ひきこもり中:しずくLv2》
《ひきこもり仲間:さーやLv2》
《奉行:ガイLv4》
《娘:ゆーこ》
《休み中:ユーノ》
《友:ニャーコLv3》
《友:マーニャLv3》
《友:ゴーゴンLv4》
《書類整理中:ゲイボルトLv3》




