11感動の再会そして
・ω・ガイたんと戯れる
「さーや!」「おにぃ!」
さーやたんが飛び込みガイたんが優しく頭を撫でている。
「ふぅ〜まったく本当に世話のかかる奴だ」
「ふみゅっ、し、心配かけてごめんねお兄ちゃん」
「ごほん、し、心配なんてちょこっとしかしてないから気にするな」
いやいや、めちくちゃしてたやん!
「いやいや、めちくちゃしてたやん!」
「ちッ!」
物凄い睨まれた。
「そういえばさぁ、何で逸れたの?」
「ふむ」
ちらっとさーやたんの方を見てる。
さーやたんが首を横にブンブンと振る。
「あー、察してくれ!」
凄いな、大体伝わったわ。
目で了解を伝える。
「まぁそのなんだ、妹が世話になったな。」
「は、はい! お二人は命の恩人なのです。いっぱい助けて貰ったのです!」
何故か胸を張り「むふー」と威張るさーやたん。
ガイたんがこちらを見てる。
(はぁ〜どうやら本気で迷惑掛けてた様だな、すまん)
(ガイたん、分かるよ)
「ガイたんはやめろ!」
おぉ!予想以上に通じ合った!
そうだ、魚忘れてた、と思ったらガイたんが小さなバッグからどんどん調理道具を出しはじめる。
「うぉ何それ欲しい!」
「やらん! ってなんだ、アイテムバッグを知らんのか?」
「何となく分かるけど、いっぱい入るバッグ?」
「あぁ、生き物以外はかなりの量入るし腐りにくい、結構高いんだ自分で買え!」
「そうそう、俺としずくたんは、異世界から来たみたいなんだよ、金なんて無いわさ」
「はぁ? 異世界だと!」
「何か知ってますか?」
「ふむ、ダンジョンのマスターの中には何処か異なる世界から来る魔神だと聞いた事はあるが」
「なら俺達はダンジョンマスター?」
「そうなのか?」
「どうだろう?」
取り敢えず保留だね。
ガイたんが肉や野菜をどんと出す。
「うおっ肉!」「わぁ!」「ふみゅー!」
「ガイたん素敵!」
「仕方ないだろう、俺が肉の気分なんだ!」
「うんまぁ〜い」「はぐはぐ」 「がつがつ」
「……お前ら、普段何食ってたらそんなに一心不乱にがっつく様になるんだよ!」
「んぐ、大体魚」「はぐはぐ」「がつがつ」
「はぁ〜これからも俺が料理するか」
「ガイたん素敵!」「はぐはぐ」「がつがつ」
「ちっ、しょうがないだろう、魚ばっかりなんて耐えれるか!」
肉と野菜スープを堪能し、風呂に入りいろいろ教えて貰う。
「ちっ、めんどくさいな、いいか見せるぞ」
アイテムバックから魔石とカードを取り出す、色々な色の魔石だ。
「これが魔石で金だ、覚えろよ、白百円、青千円、黄一万円、緑十万円、赤百万、黒が一千万円だ。 後、魔石はカードに入れたらもう取り出せん、円に変えるか、魔石として使うかだな、当然強い魔物ほどいい魔石を出す!」
円かよ! まぁ分かりやすいな。
「言葉や文字は分かるんだよな?」
「えっ? 文字ってどんなの?」
「ちっ、まじか、えーとこれだ」
ガイたんがバッグから本を出してくれる。
「しずくたんこれ、カタカナ?」
「うん、ちょっと違うけどほとんど同じみたいだよ」
不思議だが便利だ。
「カードはやっぱり冒険者ギルドとかに入ったら貰えるの?」
「いや有るぞ、いるか?」
「有るのかよ! 貰うよ!」
なんかくやしい。
「あ、あぁ、ほれ」
「ありがとう!」「ありがと〜!」
「血を垂らせば直ぐに使える、無くしても新しいカードに血を垂らしたら古いカードは消えて中身も新しいカードに移るぞ」
「凄い!」
「まぁ冒険者ギルドで登録したら身分証明にもなって便利だし、そのうちなっとけ。」
カードにちよっと血を垂らすと少し光って0と出た。
「つまり盗難防止にもなってる訳だ、使う時はカードを重ね合うとほれ、」
あっ一万円入ってる、二人共にお小遣くれた、素敵!
「まぁしょうがないだろう、お前らが金持って無いと俺が不便だ。」
本当に優しい流石にさーやたんのお兄ちゃんだ。
「ちっ、めんどくさいがお前らの能力見せろ!」
「いっくよー」
さーやたんが四つの魔法を見せる。
「ほぅ、本当にレベル二か? 中魔法を覚えればますます強くなるぞ」
「しずくたん、凄い! 雷以外もかなり強くなってるよ!」
「えへん、六回は使える様になったんだ!」
凄い、頭を撫でまくる
「中魔法ってどんな感じでやるんですか?」
「やり方は簡単だ、ただ強く願い、強く魔力を込めるだけだ」
「強く願い強く魔力を込める、うん、なんかわかったかも!」
次は俺の触手を出す。
「ほいっ」うにゃうにゃ
「お、おいなんだこれ」
鎌触手も作る。
「お、お前! これは、多分レベル4で覚える覚醒能力だぞ!」
「凄いの?」
「ちっ、しかもその鎌、多分覚醒二段階目、レベル5相当だ」
「お、凄そぅ!」
「あぁ凄ぇ凄ぇ」
投げやり気味だが嬉しい。
「成る程、大体戦力は分かった」
「ガイたんも覚醒能力って有るんだよね?」
「ちっ、心底面倒臭さい奴だな! まぁいいか、良く見とけ」
といった瞬間、俺の背後から頭をチョップされた。
「うおぉ? 凄い、瞬間移動!?」
「い、いや、そんなに凄い技じゃねぇよ、一撃だけ速度を飛躍的に上げる『瞬撃』だ」
「無茶苦茶格好いい、何それずるいよ!」
「あははっ、確かに格好いいね」「ふみゅんです」
「ちっ、馬鹿野郎、魔力消費は結構するし連続して使えんし、使い勝手が悪いんだよ」
いやいや何このイケメン兎、まじ素敵やわ!
その後は回復水の調査をしてガイたんが持っていた空き瓶に、回復水(試)の、魔力回復、体力回復、傷回復を魔力に余裕がある時に、作り貯めて貰う。
そして、皆で鍛えてから、森中央のダンジョンに行く事になった。
《ユウ、マッケンジーLv2》
《装備:草の靴、腰ミノ》
《能力:触手、触手服、触手鎌2》
《仲間:しずくLv2》
《仲間:さーやLv2》
《仲間:ガイLv4》
・ω・次回!ダンジョンへ




