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白銀の忌まれ血  作者: 影乃雫
第二章 学校編
62/310

Ep:62 小隊

「第5小隊は、ダギル中尉率いる王都南方の街を警備する小隊だ。これからお前達を、その第5小隊に配属する!」


スィルヴァさんは執務机を挿んで立って居る僕達に言う。


「はッ!」


ダギルさんを含めた僕達三人は、スィルヴァさん、いや、団長に敬礼した。


------------------------------------


 僕とエルが第5小隊に配属を命令されてから次の日。僕達はダギル中尉から騎士団本部の事や第5小隊の事を色々と教わった。


 第5小隊、通称ダギル小隊は、北から右回りに数えて五番目の方角、南にある街を警備する小隊で、リテユスの居た街を警備している。右回りに五番目と言うのは、北、北東、東、南東、南の五番目。小隊は全部で第8小隊まであるらしい。


本来は第5小隊は王都に居ないらしく、ダギル中尉は特別に今、王都に来ている。僕とエルとダギル中尉はまだ休暇扱いで、明日までは自由に過ごせる。僕は泊まっている部屋から出て、本部の中の銀行に降りる。


「これお願いします」


「畏まりました」


僕は今朝書いた引き落とし用の札を渡す。奥に行くのを見てから少し待っていると、トレイに袋を乗せて戻って来た。


「金貨20枚です。ご確認下さい」


僕は袋の中を確認する。


「大丈夫です」


「手数料として銀貨2枚を頂けますか?」


僕は袋の中から金貨を一枚出して渡す。


「残りは預けておいて下さい」


「畏まりました。有り難うございました」


僕は袋を受け取って、本部を出る。向かうのはフォルジュロンさんの武器屋。僕の腰にはスワードさんに買ってもらった剣がある。フォルジュロンさんに頼んで、この剣を強化してもらいに行く。大通りを通って、お店に入る。


「いらっしゃい。何だ、小僧、お前か」


「今日はちゃんとお金払うよ」


そう言って僕はカウンターに金貨の入った袋と、腰に下げていた剣を出す。


「これの強化をお願いします」


「あいよ。何か要望はあるのか…?」


「特には。その金額分の最大限にしてもらえれば良いです」


「分かった。明日取りに来い」


「分かりました」


フォルジュロンさんは金貨の入った袋と剣を持って奥に行く。


「小僧」


フォルジュロンさんはこっちに振り返る事無く言う。


「何ですか?」


「叙任式、見たぞ。銀鷲に入ったんだな」


「はい」


フォルジュロンさんは少し黙る。


「――頑張れよ」


「はい…!」


僕の返事を聞くなり、フォルジュロンさんはカウンターの奥に入って行った。僕はお店を出て、騎士団本部に帰った。

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