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白銀の忌まれ血  作者: 影乃雫
第二章 学校編
58/310

Ep:58 各々

 三日後、僕達はまだ騎士養成学校の生徒としての生活を送っていた。何故かというと、騎士になるには叙任しなければならないから。


 叙任するには叙任式に出なければならない。その叙任式は実は一週間後に行われる予定らしい。王様が忙しかった所為で先月に行われる筈の叙任式が来週になった。


「戻ったぞ~」


ブルートさんが部屋に戻って来た。


「どこ行ってたの?」


僕の隣で勉強をしていたエルがブルートさんに聞く。


「ちょっとな。それよりお前ら、折角入団が決まったのに相変わらず勉強か?」


「やって減る物じゃ無いでしょ?」


「まぁ確かにな」


そう言ってブルートさんは自分の席に着く。溜め息を吐くと、そのまま黙ってしまった。僕とエルは勉強を続けた。


------------------------------------


 紺藍の髪に銀縁の眼鏡の女教師、グラマーが古びた本を手に読み込んでいる。


「これは関係無さそうね…」


そう言ってグラマーは本を閉じる。それを棚に戻し、また次の本に手を伸ばす。


「あれ…?この本…」


グラマーは手を止め、一冊の本に目を留める。


「こんな本あったっけ…?」


そう呟きながらグラマーはその本を手に取る。頁を開き目を凝らして読んでいく。


「これは…急いでブルートに伝えないと…!」


------------------------------------


 豪華な装飾が施された部屋に、二人の男女が話している。男は椅子に座り、女の話を聞く。


「無事に彼らを入団させる事に成功しました」


雀色のフードの女が、濃紺の髪の男に言う。


()()()。君にはやってもらいたい事があるんだが…」


「何なりと…」


「彼らの学校の教師を一人殺めて来てほしい」


「何故ですか…?」


「彼らの秘密を知ってしまった可能性がある。万が一にも私達に辿り着かれたら困る。早めに処理してくれ」


「御意」


ヘルツと呼ばれたフードの女はそう言うと、カツカツと足音を立てて部屋から出て行った。


(ヘルハウンド)も駄目、ゴブリンも駄目…IIIrd(サード)までを送り込む事も考えなければな…」


男は呟き振り返る。


「魔王の復活は揺るがせない…」


男は窓の外を眺めて言った。

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