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白銀の忌まれ血  作者: 影乃雫
第二章 学校編
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Ep:57 返答

 あの後、僕達はいつも通りの日常を過ごした。本当ならもう一回フォルジュロンさんのお店に行って剣を買いたかったけど、色々あって今度にした。


「はぁ…とうとう明日だな…」


ブルートさんは二段ベッドの上段で溜め息を吐いて言う。


「お前らと会ってから色々あった所為でいまいち頭が回らねえぇぜ…」


ベッドの上でブルートさんが苦笑しているのが想像できる。


「確かに色々あったね」


色々とは言っても特筆すべきなのは二つ。ゴブリンロードの討伐と、それを買われての騎士団入団。それの返答も遂に明日になってしまった。


「ライトはよ、どっちに入るんだ…?俺はやっぱり…」


「僕は…銀鷲騎士団に入るつもりでいる…」


「そうなるよな…悪い。俺はやっぱり黄金獅子に入りたいと思ってる。お前らの期待を裏切る事になるかも知れないし、俺も心苦しいとは思ってる。けど――」


「分かってる。短い間だったけど、僕達も色々学んだから。大丈夫だよ」


少しの間ブルートさんは沈黙する。


「悪いな…」


ブルートさんは最後にそう言って黙り込んだ。


------------------------------------


 次の日、僕達は教室では無く王宮に向かっている。学校に用意して貰った四人用の馬車に乗って、僕とエル、ブルートさんとレーラール先生の四人で王宮に向かっていた。


「三人とも、返事は決まったのかい?」


僕はその言葉に頷く。エルとブルートさんも同じように頷く。


「そうかい、それは良かった。僕の教え子から早い段階で三人も騎士団入団者が出るなんてね」


「そんなこと言って、ちょっと前まで俺の事を問題児扱いしてた癖によ。ほんと、調子良いぜ」


あははとレーラール先生が苦笑する。


 最後になるかも知れない雑談を交わしながら、僕達は王宮に着いた。


------------------------------------


「さて、早速本題だが返答を聞こう」


王様の言葉で、ブルートさんが少し前に出る。


「俺は…黄金獅子騎士団に入ります…!」


ブルートさんは右手の握った拳を左胸の前に持って来て意思を表明する。


「良かろう、下がってよい。次は、エル。そなただ」


「は、はい…!」


ブルートさんが最初の位置に戻ると同時に、エルが少し前に出る。


「私は、銀鷲騎士団に入ります…!」


エルが言うと、少し後ろからふぅんと言う声が聞こえた。振り返ると、レーラール先生が顎に手を当てて頷いている。エルとブルートさんが割れた事に対しての納得なのかな…?


「ほう、割れたか…まぁ良い。下がってよいぞ」


エルが下がり、僕の番。僕は少し前に出る。


「ライト、そなたはどちらを選ぶ?」


「僕は、銀鷲騎士団に入ります…!」


「良かろう。そなたらの希望、しかと聞き入れた!今後そなたらは騎士団の一員として我らが国の為に戦ってもらう!良いな?」


「はッ!」


僕達三人は声を揃えて言った。

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