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白銀の忌まれ血  作者: 影乃雫
第二章 学校編
53/310

Ep:53 選択

 王様は言う。


「さて、どちらの団を選ぶ?好きに決めるが良い」


僕達三人は顔を見合わせる。僕は出来れば皆で同じ団に入りたい。


「選ぶったって…」


ブルートさんは呟く。


「やはり悩むか…就学してから、まだ半年も経って居ないからな。双方の団の事もあまり詳しくは無いだろう。レーラールよ、説明できるか?」


「勿論です」


そう言ってレーラール先生は僕達の前に出て、振り返る。


「王都で活躍している騎士団は主に三つ。王都の防衛に長ける黄金獅子騎士団、治安維持を主とする銀鷲騎士団。そして、国王陛下の近衛騎士団である、碧竜騎士団だ」


竜…ドラゴン…教本に載っていた最強の魔獣…


「君達が誘われているのは、その内の黄金獅子騎士団と銀鷲騎士団――」


「そんな事は分かってるよ!そうじゃ無くて…」


そう言ってブルートさんは僕を見る。


「お前らは多分、良く知ってる銀鷲騎士団に入るだろう…でも俺は、俺のやりたい事の為に黄金獅子騎士団に入りたいんだ…」


確かに、僕達が良く知ってるのは銀鷲騎士団の方だ…しかも、ブルートさんが騎士を目指した理由を考えれば、黄金獅子騎士団を選ぶ事も理に適っている。


「まぁ良い、時間は沢山ある。後日改めて返答を聞くとしよう」


王様は僕達の様子を見て言う。


「承知しました」


レーラール先生が王様に返事をして、僕達は王宮から出る。入り口で待っていた御者の人からコートを貰い馬車まで戻り、そのまま学校に戻った。


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 学校に着いた頃には既に日が暮れていて、大通りも明かりに満ちていた。


「はぁ…まだゴブリンと戦ってから半日も経ってないと思うと、ほんと時間の流れが遅く感じるぜ…」


ブルートさんは部屋に着くなり溜め息交じりに言う。


「確かにね。僕もまだ…」


「あぁ、ゴブリンが大量に…ってああ!」


突然ブルートさんが大声を出す。


「そういやルージュ!アイツの事忘れてた!」


「ルージュさんがどうしたの?」


「ほら、悲鳴上げてゴブリンに囲まれてた奴が居たんだけど、それがルージュだったんだよ。で、説教じみた事したら拗ねてどっか行って、それから何してんだか」


少しの間、僕とブルートさんは沈黙する。


「取り敢えず、明後日の授業の時に確認するか」


「そうだね」


そう言って僕達は早々にベッドに入り、眠りについた。

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