表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
白銀の忌まれ血  作者: 影乃雫
第二章 学校編
41/310

Ep:41 休日

 その日の夜、僕はブルートさんと食堂に向かう。


「ったく…レーラールの奴も変な事言ってきやがるぜ…」


ブルートさんは頭の後ろで手を組みながら廊下を歩く。


「で、でも…」


「ん?何だよ?」


ブルートさんはこっちに振り返る。


「何でも無い…」


僕は口籠った。そのまま何も喋らずに食堂に着くと、エルが入り口で待っていた。


「よぉ、待たせたな」


ブルートさんはエルに声を掛ける。


「あ、ライト…」


エルはブルートさんを無視して、僕に声を掛けて来る。


「お、おい…」


「ちょっとエル…!ブルートさんも…」


「あ…えっと…」


「……良いよ、もう…」


ブルートさんは少し俯いて言う。そのままブルートさんは食堂の中に入って行く。中はいつも通り賑わっていた。


「さっさと飯食おうぜ」


ブルートさんはカウンターに並ぶ。僕とエルもその後ろに並んで、ご飯を受け取る。今日のメニューは焼いたお肉。


「美味しそう…!」


「前から思ってたんだけどよ、お前らって結構よく食うよな」


「そう…?」


エルが言う。


「まぁ、そんなもんなのか…?」


そんな会話を交わしながら、偶然目の前で開いた席に着く。


「ほんと、ゴブリンなんて雑魚中の雑魚じゃない。脅威だなんて冗談にしか聞こえないわ!」


僕達の後ろから話声が聞こえて来る。振り返ると、そこにはルージュさんが居た。


「アイツ…さっきからうるせえな…」


後ろでルージュさんとその取り巻きが騒いでいるのを聞きながら、僕達はご飯を食べた。


------------------------------------


 その日の夜、ベッドで寝ようとしていると、上の段からブルートさんが話しかけて来た。


「そういや、明日は休日だったな。ライト、お前は暇か?」


僕はベッドから顔を出して、上を確認する。覗き込んでは無いみたい。


「特にする事は無いよ。エルも多分そうだと思う」


「そうか。じゃあ明日、魔術講師の所に行こうぜ。魔力適正の診断とかさ」


「うん、分かった」


「んじゃ、お休み」


そう言ってブルートさんは静かになった。


------------------------------------


 次の朝、僕達は食堂でエルと合流して、朝ご飯を食べた。いつも食堂の朝は、比較的空いてる。


ご飯を食べ終わった後、エルはいつも通りに部屋に戻ろうとする。


「ちょっと待って」


僕はエルに声を掛ける。


「レーラール先生に学校内を案内して貰った時、魔術講師の先生が居るって言ってたでしょ?今からそこに行かない?」


「え…?」


エルは僕とブルートさんの顔を交互に見る。そして、少し黙ってから言った。


「分かった…」

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
script?guid=on
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ