Ep:41 休日
その日の夜、僕はブルートさんと食堂に向かう。
「ったく…レーラールの奴も変な事言ってきやがるぜ…」
ブルートさんは頭の後ろで手を組みながら廊下を歩く。
「で、でも…」
「ん?何だよ?」
ブルートさんはこっちに振り返る。
「何でも無い…」
僕は口籠った。そのまま何も喋らずに食堂に着くと、エルが入り口で待っていた。
「よぉ、待たせたな」
ブルートさんはエルに声を掛ける。
「あ、ライト…」
エルはブルートさんを無視して、僕に声を掛けて来る。
「お、おい…」
「ちょっとエル…!ブルートさんも…」
「あ…えっと…」
「……良いよ、もう…」
ブルートさんは少し俯いて言う。そのままブルートさんは食堂の中に入って行く。中はいつも通り賑わっていた。
「さっさと飯食おうぜ」
ブルートさんはカウンターに並ぶ。僕とエルもその後ろに並んで、ご飯を受け取る。今日のメニューは焼いたお肉。
「美味しそう…!」
「前から思ってたんだけどよ、お前らって結構よく食うよな」
「そう…?」
エルが言う。
「まぁ、そんなもんなのか…?」
そんな会話を交わしながら、偶然目の前で開いた席に着く。
「ほんと、ゴブリンなんて雑魚中の雑魚じゃない。脅威だなんて冗談にしか聞こえないわ!」
僕達の後ろから話声が聞こえて来る。振り返ると、そこにはルージュさんが居た。
「アイツ…さっきからうるせえな…」
後ろでルージュさんとその取り巻きが騒いでいるのを聞きながら、僕達はご飯を食べた。
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その日の夜、ベッドで寝ようとしていると、上の段からブルートさんが話しかけて来た。
「そういや、明日は休日だったな。ライト、お前は暇か?」
僕はベッドから顔を出して、上を確認する。覗き込んでは無いみたい。
「特にする事は無いよ。エルも多分そうだと思う」
「そうか。じゃあ明日、魔術講師の所に行こうぜ。魔力適正の診断とかさ」
「うん、分かった」
「んじゃ、お休み」
そう言ってブルートさんは静かになった。
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次の朝、僕達は食堂でエルと合流して、朝ご飯を食べた。いつも食堂の朝は、比較的空いてる。
ご飯を食べ終わった後、エルはいつも通りに部屋に戻ろうとする。
「ちょっと待って」
僕はエルに声を掛ける。
「レーラール先生に学校内を案内して貰った時、魔術講師の先生が居るって言ってたでしょ?今からそこに行かない?」
「え…?」
エルは僕とブルートさんの顔を交互に見る。そして、少し黙ってから言った。
「分かった…」




