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白銀の忌まれ血  作者: 影乃雫
第二章 学校編
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Ep:34 授業

「席は…ブルートの後ろに並ぶ形で座ってくれ」


そう言ってレーラール先生は暗めの赤い髪の男の人を指差す。男の人とは言っても、歳は僕達とあんまり変わらない。一応年上だからっていうだけ。


僕達は、ブルートと呼ばれた子の後ろの席に行く。長机の横を通る時、ブルートさんは僕達の事を見て来る。ブルートさんだけじゃない。他の生徒も僕達の事を見てる。椅子に座ると、ブルートさんが振り返り、僕達に話しかけて来た。


「よぉ。さっきレーラールの奴が言ってたけど一応。ブルートだ。宜しく」


そう言ってブルートさんは僕に向かって手を伸ばしてくる。握手だ。さっきやったから覚えてる。


「宜しく。綺麗な髪だね」


僕はヴェルインさんを思い出しながら言う。


「ん?これか?そうか…?自分じゃ派手だから気に入って無いんだけどな…」


ブルートさんはそう言いながら、短く整えられた自分の赤い髪を触る。


「取り敢えず、エルだったか?宜しく」


エルも僕と同じ様にブルートさんと握手する。


「さてと、生徒の親睦も少し深まったみたいだし良いかな。教師の事を呼び捨てにするのは頂けないけど」


レーラール先生が言うと、教室の中に笑いが起こった。


「へいへい。分かったよ」


ブルートさんは雑に返し、前を向く。


「よし、じゃあライトとエルにとって初めての授業を始めようか。まぁ、授業とは言っても、今日は剣術の訓練なんだけどね」


そう言うとレーラール先生は、僕とエルに木剣を渡してきた。


「それは樫の木で作られた木剣だ。元々樫は硬いし、魔力で保護されているから折れる事は無い。下手に体に当たっても、すぐに治癒魔法が発動するから痛くもならない。まさしく訓練用の武器と言っていいだろう」


「あ、あの…私、剣の使い方分からない…」


エルが僕の隣で困惑しながら言う。


「大丈夫。エルは僕と一緒に基礎を練習しよう。ライトはブルートと組んでくれ」


「何だよレーラール。俺がいつも除け者にされてるからか?」


「違う。この教室の中で、今ライトと一番親しいのが君だからだ。それと、呼び捨てにしない」


「へいへい」


ブルートさんはまた雑に返す。


「よし、これから訓練場に移るから。ちゃんとついて来てね」


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 訓練場に付いた僕達は、木剣を持って訓練の準備を進める。


「おい、ライト――」


うわッ…!突然声を掛けられたから驚いちゃった。


「そんなに驚くなよ…お前って剣術は誰に教わったんだ?」


「剣術…基礎はヴェルインさんに教わった」


「ヴェルイン?誰だそれ。取り敢えず基礎は知ってんだな?」


僕は頷く。


「そうか。だったら少し手加減する程度で良いな」


ブルートさんはそう言いながら木剣を構える。訓練用の服に着替え終わった僕も、それに合わせて木剣を構えた。

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