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白銀の忌まれ血  作者: 影乃雫
第五章 切札編
145/310

Ep:145 設立

 新しい騎士団の名前が決まってから三日後、僕達は王宮に呼び出された。呼び出されたとは言っても、王様にじゃない。


「今日は集まってくれて感謝しよう。呼び出しの理由は分かるね?」


執務机を挟んで反対側に座っている大臣、ミニスター大臣は、正面に立って居るドミヌスさんに言う。


「勿論です」


「うむ、一応確認しておこう。君が団長になる新しい騎士団の設立が決定した。理由としては、今回の騒動で騎士団が二つ壊滅した。それに対する国民の不安は計り知れない。君達が新しい騎士団を作ってくれる事で、国民の不安を少しでも解消したいと考えている」


ドミヌスさん、茜と葵、そして僕は同時に頷く。


「その事は君達も考えているやも知れない。さぁ、本題に戻ろう。君達騎士団の設立をここに宣言する。ドミヌス=ゴルトよ、新しい騎士団の名を決めたまえ」


「はい、白銀烏騎士団です」


「白銀烏…?何故カラスなどと言う不吉な鳥を…?」


「アカネ、説明してくれ」


「は、はい…!えっと、東方では烏は神の使いとされています。更に、松明を掲げて導いたという伝説もあります。混沌とした今のこの国に光を掲げて国民を導くと言う意味を込めています…!」


「なるほど、良いじゃないか。それでは団員の確認を取る。初期団員は団長含め五名。後一名は居るか?」


「えっ…!?」


僕は思わず声を漏らす。


「しまったな…初期団員が五人必要なのは知らなかったな。迂闊だった」


ドミヌスさんが言ったその時、部屋の扉を叩く音がする。


「入って良いぞ」


大臣が言うと、扉が開き、人が一人入って来る。


「失礼します。白銀烏騎士団の最後の一人には俺がなります」


そう言って入って来たのはブルートだった。


「前に騎士団に入るって言ったのを忘れたか?」


その言葉に、ドミヌスさんは首を横に振る。


「ただ、黄金獅子の騎士だから本当に入れるか分からなかったからな」


「確か君は黄金獅子から銀鷲に派遣されていた…団員になるには黄金獅子を辞めなければならないが…?」


「俺はそのつもりです。後は団長が許してくれるか…」


「その事は俺から話を付ける。ミニスター大臣、今は彼を初期団員に名を入れておいて下さい」


「分かった。私の権限で今回はそうしよう。さぁ、ここに白銀烏騎士団が設立した。この国の混沌を晴らす為に戦ってくれたまえ」


「はッ…!」


僕達は並んで敬礼した。

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