表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
白銀の忌まれ血  作者: 影乃雫
第四章 剣聖編
110/310

Ep:110 特訓

 僕は的に人差し指を向け、指の先に魔力を流す。小さな火の弾を作り、それを発射した。


「ショット、ヒート!」


火の弾は一瞬で着弾し、小規模な爆発を起こす。次に氷の弾を作り、発射する。


「アイス!」


着弾した氷は破裂し、的に霜が付く。そして、次の弾を生成して発射する。


「エアロ!」


これをもっと素早く出来れば…後は、指先の震えで命中率が少し安定しないのも改善点か…


「はぁ…疲れた…」


息を吐きながら椅子に座る。壁に背を預けて寄りかかる。


ドンッ!


「うわっ…!?」


音と共に床が振動する。気になって訓練場に戻ると、其処ではブルートが炎を噴き出して蹴りや飛行攻撃の特訓をしていた。


「ブルート?」


「ん?おう、ライトも来てたのか。悪いな、邪魔したか?」


「ううん」


僕は首を横に振りながら答える。


「トイフェルと戦うまでに、新しい技でも作らないとと思ってな…手の内は殆どバレてるだろうしよ」


「僕も第四段階(フェーズフォー)を活かした技なら作ったよ」


「本当か!?だったら訓練も兼ねて一回戦おうぜ!」


「良いよ」


「あ、ただ手加減はしろよ…?」


「あはは…」


ブルートの言葉に僕は苦笑いしてしまった。


------------------------------------


 僕とブルートは木剣を構えて対峙する。


「行くぜ!噴き出す炎(ジェットフレア)!」


ブルートは踵から炎を噴き出して僕の眼前まで肉薄する。


第二段階(フェーズツー)!」


視界に映る動きを遅くして、ブルートの攻撃を躱す。


第一段階(フェーズワン)!」


首の痣で腕を包み、木剣を強く握る。僕はブルートに向かって木剣を振る。


「ぬおッ…!」


ブルートは飛び退き、僕の攻撃を躱す。しかし、空を斬った僕の剣からは空気の斬撃が飛ぶ。


「空刃!」


空気の斬撃は体を逸らしたブルートの横を掠め、床に当たって弾け飛んだ。


「おらよ!さっさと新しい技出しやがれ!」


ブルートは言う。


「だったら!第四段階(フェーズフォー)!」


僕は叫び、右手の親指と人差し指を立てる。それをブルートの方に向けて言った。


「ショット!」


「ショット…!?」


「ヒート!」


「ヒート!?」


僕の指先に小さな炎が現れ、それはブルートに向かって素早く飛ぶ。


「速い…ッ!?」


ブルートは咄嗟に躱す。


「それだけじゃ無いよ!」


僕が言った瞬間、ブルートの横で魔法が小爆発を起こす。


「なっ…!?」


ブルートは爆発に押されて横向きに吹き飛ぶ。靴底を床に滑らせながら体制を整える。


「爆発!?」


「ロック!」


僕は間髪入れずに次の弾を撃ちだす。小さな石がブルートに向かって飛んで行く。


「くッ…!?」


ブルートは即座に石を木剣で弾いた。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
script?guid=on
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ