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白銀の忌まれ血  作者: 影乃雫
第一章 少年編
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Ep:11 実力 *

 朝、いつもと同じ様に僕とスワードさんは木剣を交える。


 でも一つだけ違う事がある――。


「刃に魔力を籠めてみろ……」


 木剣の刃に意識を集中すると、刃が白く光った。


 スワードさんも木剣に魔力を流すと、今度は紅く光る。


 光った刃と刃がぶつかり、僕は思い切り弾き飛ばされる。


 スワードさんも同じ様に……。


「まだ十日しか経っていないがかなり成長したな。痣や魔力の事には驚いたが自身の実力も付いている。下っ端の兵士くらいなら余裕で倒せる位にはなっている筈だ」


「はい……!」


 その日も、夜が更けるまで特訓は続いた。











 夜が明ける少し前、まだ寝てるスワードさんを他所に路地裏を抜け出した。


 今の自分の実力が試したくなったし、実戦を積めばエルを助ける時に役に立つと思った。


 僕はわざと見つかる様に木剣を持って大通りを走る。


「ん? 居たぞ! こっちだ!」


 兵士の声が聞こえる。


「逃がすな!!」


 背後に兵士の足音を聞きながら走り、幾らか兵士が集まったら振り返り木剣を構えた。


「ほっ……」


 兵士に向かって跳んで斬り込む。兵士の剣を弾き、木剣で脚を払い首を叩く。


 その場に兵士が何人も倒れた。


「こっちだ!!」


 応援に来た他の兵士に向かって走ると、目の前に数人の兵士が現れる。


「こいつ木剣を持っているぞ! 殺さない程度に痛めつけろ!」


 兵士に向かって跳び、木剣を頭に叩きこむ。


「速いっ……!?」


 一度着地して方向を変えてまた跳ぶ。


 すると目の前にいる兵士の剣が青く光った。魔力を使ってくる……!


 自分の木剣に魔力を流すと刃は白く光り、その木剣で兵士の剣を薙いだ。


 甲高い音を立てて兵士の剣が折れて飛ぶ。


「何!? ぐわぁっ!」


 頭に蹴りや殴りを入れ、兵士は次々と倒れていく。


 さてと、次は魔法だ……! 魔法は魔力を一か所に集中させて、出したい物を想像する。


「はぁっ!」


 僕は兵士に向けて小さな炎を飛ばし、そこに居た最後の兵士が倒れる。


 気が付くと完全に日が昇りきっていて、人が出て来ていた。僕は慌てて路地裏に隠れた。











 その頃、スワードは辺りの騒がしさに目を覚ます。


「何だ……こんな早くから……」


 座った状態で寝ていたスワードは立ち上がり、周りを見回す。


「アイツは何処だ……!? まさか……!」


 スワードは慌てて大通りに出る。


 その予想は的中していた。ライトがクレイ家の私兵を何人も倒した跡がある。


「あの馬鹿……!」


 スワードは急いでライトを探し始めた。

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