~後日談・葛飾北斎のチート伝説【改】&北斎漫画~
026_~後日談・葛飾北斎のチート伝説【改】&北斎漫画~
【冒険者ギルド・3階】
「なぁ、北斎?何でお前ココにいるんだ?(笑)」
グレンおめぇ知ってて言ってるだろ?
人形販売から1ヶ月後、俺は東鳳屋の部屋を引き払い、新しい部屋を借りていた。
「あ?グレンの部屋の隣空いてたからよぉ。」
「お前、俺好きだろ?」
「へ?好きだが?」
じーっ。
「北斎!そんな真っ直ぐな目で見るな!気持ち悪い!」
「いやな。アトランティス一通り見て回ったし、住んでみたんだがよぉ……。」
「ん?気に入ったか?」
「気に入ったも何も!すげぇぞ?この街は。描いても描いても描ききれねぇ。」
「知ってる(笑)」
「でな、ここ中央エリアだろ?何処へ行くのにも便利でさぁ。」
「だからって冒険者ギルドに住まなくても……。」
「グレン!お前がそれ言うのか?(笑)安いし便利だし最高じゃねぇか!」
「だな。安いって!!お前、東鳳屋とつるんでまた一儲けしたじゃねぇか!俺なんて屋台が……また新しいメニュー考えないと……ぶつぶつ。」
「……考えるな!働け!(笑)それにさ、グレンはまた冒険に行くんだろ?」
「俺は元剣聖だぜ?元冒険者だぜ?そんなに頻繁には……行ってるわ!!」
「やれ、食材だ!やれ、素材だ!って頻繁に行ってやがるだろうが!!」
「……行ってるわ。うん。」
「また、俺ぁも着いてくぜ?いいな?」
「歓迎するよ。お前のチート能力は凄いよ。認める。」
「だろ?なるべく珍しい異世界へ連れていってくれよな?」
「そうだなぁ……植物の魔物だけの異世界あるぜ!?」
「え?そうなのか?行ってみてぇ!描きてぇ!」
グレンと俺はまた異世界へ行くよな?
行くはずだ。
♢♢♢♢♢♢
「ところで、お前今なんの仕事してるんだ?」
「東鳳屋の大広間の天井に鳳凰図を描いてるぜぃ!グレンと行った異世界で本物見たじゃねぇか?俺ぁ……前より上手く描ける自信があるんでぃ!」
俺ぁ、あと五年生きてりゃ、真の絵師になれたかもしれねぇ……と、思っていたが。
そうは問屋が卸さねぇってもんよ。この世界でもっと描いて、描いて、描いて!
俺はもっと上手くなってやるぜ!
俺は稀代の天才絵師!葛飾北斎でぃ!
この話はまた別の機会にでも話すとするか……
そうだな?
北斎漫画が描き終わるまでにはまた話すことがあるかもしれねぇよ。
またな!
~北斎漫画【完】~
剣聖グレン編へ続く。




