↓ ↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
PR
18/55

北斎漫画④~実体化~

017_北斎漫画④~実体化~


【グレンの部屋】


「はーっはっは!元剣聖グレンの部屋って言うから豪邸を想像したけど、冒険者ギルドの三階じゃぁねぇか!!おもしれッ!」


「北斎。笑いすぎだ。職場(やたい)に近いんだよ!」


「ガーッハッハ!確かにな!元剣聖様がこんな狭い部屋にまだ住んでるのか?」


「ライガまで。ふぅ……最低限の設備があるから此処でいいんだよ。」


(描く気が起きねぇ。)



【冒険者ギルド・地下訓練場】


ふぇ?地下だってのにこんなに明るいのは何でだ?

ほう。壁に何か埋め込まれている。


さらさらさらさら。


石積みの部屋なのに空気の流れもあるのか。


「北斎、人間を実体化したことはあるか?」


「ぁあ。異世界でだが、忍者を五人ほど……。」


「じゃあ、ライガを描いて実体化させてみてくれ。」


「出来るかわからねぇがやってみるぜ。」


さらさらさらさら


「出来た。これを実体化か。なんか……こう、小さい木の棒を上に上げるってのを考えると実体化……。」


「……スイッチみたいなものかもしれん。北斎やってみてくれ。」


「ほいっと!」


ライガが実体化した。


「オレ、ライガトラよ。」


『……トラ?』


微妙に違うな。


「ライガとライガ(実体化)を戦わせることは出来そうか?」


「オレ、戦わないトラ。このトラ、敵じゃ無いトラ。」


「無理みたいだな(笑)」


ライガも続く。

「俺も嫌だぜ。俺を倒すの(笑)」


グレンが何か思い付いた様だ。


「ライガ、訓練用のゴブリンを5体ほど出してくんね?」


「あぁ。奥の檻にいるはずだから、出してみるぜ。」


ゴブリンが出てきた。


(くっせぇ。)


ゴブリンは強烈な異臭を放っている。

襲っては来ない。


「グレン、お前のオーラでゴブリンが怯んで襲ってこないだろが!(苦笑)」


ライガは呆れ顔。


「それがいいんじゃねぇか。北斎、ゴブリンを描いてくれ。」


「くっせえ!くっせえ!」


さらさら!くっせえ!

さらさら!くっせえ!


「一ゴブ!」「二ゴブ!」「三、四、五、ゴブ!」


ゴブリン5体実体化。


『臭くねぇええええ!』


「敵!倒すゴブ!」


それからが圧巻だった。


北斎ゴブリンは一瞬で敵ゴブを殲滅した。


「なんだこりゃ。」


北斎ゴブは敵を倒すと。


『じゃーな!』と手を振り絵の中へと帰っていった。


グレンが頷きながらつぶやく。


「うん。大体わかったぞ。」


『何が?』


まとめるとこうだ。


・実体化させるにはスイッチを入れる。

・北斎がピンチの時は自動的に実体化する。

・実体化した者は相手を敵かどうか判断する能力がある。

・実体化した味方は敵を凌駕する能力がある。

・匂いや、味は実体化しない。


「?よくわかんねぇって。」


「北斎、お前はわからなくていい(笑)」 


「次は何処を見せてくれるんだ?」


「俺は店(やたい)があるから、ライガ、案内してやってくれるか?そうだな。素材鑑定所がいいか。後で職員がどんな顔して北斎を受け入れたか教えてくれ(笑)」


「素材鑑定所?へぇ。面白そうだねぇ。」


「肉の仕分けもしてるから北斎、スケッチするといいぜ。」


「肉か?!色や筋の入り方が違うんだろ?面白そうだ。」


俺はライガに案内され、冒険者ギルドをスケッチして回った。


何故か職員の顔は青ざめていたけどなぁ。


知ったこっちゃねぇ。

 

次は何処へ行こうか?


~獣人街・中央エリア完。ドワーフ街編へ続く~






評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。