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【67万PV感謝】大魔女ディケーの異世界百合な日々!~元アラサーの私が転生先で美女達からグイグイ迫られる件~  作者: 漁業フリーダム
第11部-1 潜入、アーメリア宮廷! 暗躍するスターレイム一家!?

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602/606

第602話 感動の再会!? ソロアとクロア!!

「みなさま、本日はスペシャルゲストをお招きしておりますの。

 どうぞ、拍手でお迎えください。

 ーーー我がアーメリア公国が誇る魔術協会、そこで大導師グランドマスターをおつとめになられた、ソロア・ボッチチェリ様です」

「「「「 !? 」」」」





 満を持して、いよいよ始まったアーメリア公国宮廷での晩餐会。

 みなさん思い思いにお酒を飲んだり、小皿に乗ったお料理をつまんだりと、昼間の会議での論争もしばし忘れての、わいわいにぎやかなくつろぎムード……そんな最中さなかに。

 大公家を代表して晩餐会に参加していた第一公女のメアリ様から、サプライズ発表とあって、みな傾聴しているとーーー




挿絵(By みてみん)




「こ、こんばんは……。

 そ、ソロア・ボッチチェリと申します……。

 ほ、本日は、このような場にお招きいただき、た、たたっ、大変光栄に思います……!」

「おお、ソロア様……!」

「確かにソロア嬢だ!」

「相変わらずお可愛いらしいわあ……」





 一斉に会場のゲスト達の視線を集めた先に立っていたのは……なんとなんと! 

 こんなおおやけの場には滅多に姿を現さない、かつて魔術協会で最年少の大導師だった……我が愛しの従者、ソロアちゃんの登場です!!




「(ーーー今夜最大の隠し玉のお出ましね!)」




 かーっ、おめかしした儀礼用ローブ姿のソロアちゃんもラブリー!

 実はメアリ様を通して、何とか晩餐会にソロアちゃんをサプライズとして登場させられないか、ずっと考えていたのね。




「(今回のナタリア様の宮廷内の潜入、内偵に当たって……どうしても他のゲストや警備の目を一方に集中させて、隙を作る必要があったから……)」




 ……本来、ソロアちゃんはこういう風に人が大勢集まる場所は苦手なんだけれど……ナタリア様のために、タイレーン王国への宝珠返還式典以来、数年ぶりに大公家が関わる公式な場に出てくれるのを、承諾してくれて……いい子よねえ……。




「うふふ♪

 ソロア様、そう緊張なさらないで。

 大導師だった頃はいつも出入りしていた宮廷ではありませんか♪」

「は、はい……公女殿下。

 お、お気遣いいただき、ありがとうございます……」




 ゲストらのざわめきをよそに、緊張気味のソロアちゃんの手を取り、会場の中央テーブルの前へとにこやかに誘導するメアリ様。

 さすが公女だけあって、こういう場でのゲストの扱いになれてらっしゃる……私の"魔女の従者"同士っていうのもあるけど、もうずっと前から二人とも顔見知りだったのも大きいわね。

 知ってる人が居てくれて、ソロアちゃんも心なしか安堵してる雰囲気だし……。





「本日のソロア様の登壇に関しては、我が越境騎士、スターレイム卿が尽力してくださいました。

 ……みなさまも御存知の通り、今のソロア様はスターレイム卿の従者。

 その縁で、昔からちょっと恥ずかしがり屋なソロア様を説得するようわたくしがスターレイム卿にお願いし……こうして久々に我々の前におでくださるよう、手配してくださったのです♪」





 あっ、メアリ様、それは言わない約束じゃ……。

 メアリ様がソロアちゃんをエスコートしながら、しれっと私が今回のサプライズの主導者みたいな言い回しで、ゲストの皆さんに発表するものだから……





「(ぐぬぬ、またスターレイムか……!)」

「(あの女、どれだけ公女殿下相手に点数を稼げば気が済むのか……!)」

「(少し腋が綺麗で、乳がデカいだけの女だと思っていたが……やはり油断ならん!)」

「(ソロア様がここ数年まったく公の場に姿をお見せにならなかったのも、あの女の仕業に違いない!

 おのれ……おのれ、ディケー!)」





 うっ、晩餐会のなごやかな雰囲気から一転!

 ゲストの皆さんの悪意と嫉妬マシマシな視線が痛い痛い!!

 「小説家になっちゃおう」の主人公(通称「ナッチャオーシュ」)じゃないけど……「私、また何かやっちゃいました!?」って気分だわあ……特に最後の人は「おのれ、ディケイド!」……もとい「おのれ、ディケー!」言いたいだけでしょ、もう!?




「(……でも、これも作戦成功のための布石!)」




 ーーー打てる手段はとにかく打っておく!

 こちとら、元々ディケーはレジェグラにおける最大の悪役キャラなんだし……ヘイト集めてなんぼよね! 悪には悪の救世主が必要なんだっつーの!!

 閑話休題。





「……そして今宵はもう一人、ヴィーナから素晴らしいゲストが参られていますの。

 ヴィーナの領主家にて、ナタリア領主夫人の護衛騎士を務められている、ソロア様の御親戚……クロア・ボッチチェリ様。さあ、こちらへ!」

「(うお、メアリ様も仕掛けて来たわね……!)」





 畳み掛けるように、盛り上げに盛り上げますなあ!

 ソロアちゃんとクロアちゃん……二人のボッチチェリの存在を、今この場で貴族連合の皆さんに認知させるつもりなんだわ……!

 ……もちろん、これも事前の打ち合わせ通りだけどね!!

 しかして、




「クロア、公女殿下がお呼びです。

 ……私に構わず、行ってきなさい」

「はい、奥様」




 うやうやしくナタリア様に一礼した、騎士の鎧姿のクロアちゃんがメアリ様、そしてソロアちゃんの待つ中央テーブルに向かうとーーー




「……メアリ公女殿下。

 御尊顔ごそんがんを拝し、恐悦至極に存じます」




 メアリ様の前にひざまずき、騎士として凛としながらも堂々としたクロアちゃんの振る舞いに感嘆の声が周囲から漏れる中で、




「うふふ。

 今夜は堅苦しいのは無しです、クロア様♪

 さ、お立ちになってくださいな。

 ソロア様と一緒に、みなさまにお顔を見せてあげて」

「……では、御言葉に甘えさせていただき」




 メアリ様に促され、すっと膝から立ち上がるクロアちゃん。

 そうしてーーー




挿絵(By みてみん)




「く、クロア姉さん……」

「ソロア、元気そうで何より」

「は、はい……うへへ」

「おお……二人のボッチチェリか!」

「並び立つと本当に瓜二つだな……。

 まるで双子ではないか……」

「ぜひ二人とも我が家に欲しい……!」





 ソロアちゃんとクロアちゃん、二人のボッチチェリが互いに手に手を取り合ってーーー感動の再会っぽく演出!!

 これもホテルでの打ち合わせ通り……!!!

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