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【67万PV感謝】大魔女ディケーの異世界百合な日々!~元アラサーの私が転生先で美女達からグイグイ迫られる件~  作者: 漁業フリーダム
第11部-1 潜入、アーメリア宮廷! 暗躍するスターレイム一家!?

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第601話 大魔女ディケーは動かない 公女メアリは默らない!?

「ハルバード公爵夫人は、スターレイム卿と本当に仲がよろしいのですねえ」

「うふふ、そうなのです。

 スターレイム卿が公女殿下に爵位を与えられる前から、友人として仲良くさせていただいておりますの……ね、ディケーさん♪」

「は、はい、マリー様……」




 晩餐会が始まるまで、まだ少し時間があるので。

 マリー様と一緒に有力貴族のお歴々に顔を覚えてもらうのも兼ね、一緒に挨拶回りをしていた私は。

 マリー様の双つの大きくて柔らかな果実がムニュリと腕に押し当てられるのを「はー、ママのおっぱい、相変わらずやわらかー……」などと思いつつ。

 あと数時間後に迫った内偵作戦について、思いを馳せている最中でーーー




「(……もしかしたら、この中に邪教団を創立……もしくは資金提供をしている人がいるかもしれないのよね……)」




 ……でも、それが貴族とは限らない。

 ミア姉様の見た未来予知だと、公族もしくは貴族って話だったし……貴族じゃなければ、もう大公家の誰かが関わっている、ってコトを前提に捜査をするしかなさそうね……。




「(既に私の"魔女の従者"と化してるメアリ様はあり得ないとして……今現在、この宮廷には合計六人の公族が住んでいるから……)」




 メアリ様を除外したら、大公様、公妃様、第一、第二、第三太子様……この内の誰かが、邪教団(もしくはそれに準じた何らかの組織)と関わりがある……ってコトになるのか。

 私としては、マリー様の御息女のエリザ様の婚約者の第三太子様とやらがだいぶ怪しい感じなんだけど……かくたる証拠がない今の現状では、まだ何とも言えない。




「(マリー様としても、長いコト会えなかったり不在の続いている第三太子様には思うトコロがあるみたいだし……)」




 ……マリー様の性格からして、絶対に捨て置けない問題でしょうしね。

 既にマリー様が事前に信頼の出来る傘下の貴族に探らせた結果、どうにも第三太子様と聖庁の聖女護衛団が何らかの繋がりがあるとのコトだし……。




「(基本、アーメリア公国は政教分離……のはずだけど)」




 まあでも、私の居た世界でも特定の宗教団体からの支持で政治が成り立ってたりしたからねえ……アメリカの共和党を支持してるキリスト教福音派とか有名だったもんね。

 ……なら、公族が聖庁を味方にして、何かよからぬ考えを起こすのも、まあおかしな話じゃないのかも。




「(ベルちゃんの仕入れてくれた情報だと……第三太子様は、第一太子様や第二太子様に比べると、あまり魔術の才能には恵まれなかったみたいでえ……)」




 かと言って、同じくあまり才能に恵まれなかった第一公女のメアリ様のように、人柄で国民人気が高いワケでもないようで……ここ数年は兄弟仲もよろしくなかったみたいなのね。




「(ハルバード家のエリザ様と婚約したのは10年以上前の話だから、その頃はまだきっと、両家も結婚に乗り気だったんでしょうけど……)」




 マリー様のお話だと、エリザ様と婚約してから一度も顔を見せに来たコトもないそうだし……これはだいぶ、きな臭いのでは?

 魔術の才能に恵まれなかったコトや、優秀な兄達、国民から人気のある妹へのコンプレックスをこじらせた結果ーーー邪教団を創立して邪神を召喚し、世界の破壊を目論む……自暴自棄に陥った人間がよくやる「死なば諸共もろとも」をリアルでやらかそうとしていたとしたら……?




「(……まあ、そうはいかんざき! ですけど)」




 まだ探る前から決め付けはよくないけど、あらゆる事態を想定しておかなきゃだわ。

 閑話休題。

 とーーー




「お話の途中でごめんなさい。

 ハルバード公爵夫人、スターレイム卿。

 いらしたのですね」

「まあ、これはメアリ様♪」




 先に晩餐会に会場入りしていた第一公女のメアリ様が、普段とは雰囲気の異なるドレス姿でマリー様と私を出迎えてくれた。

 さすがはお姫様、何を着てもお似合いだわあ……時々メアリ様の写真付き記事が載った女性向け雑誌なんかも書店に並んでるし、国民人気が高いって話も頷けるわあ……。




「(いよいよ、作戦決行ね。

 マリー夫人とナタリア夫人に、どうか気を付けて……と、言伝ことづてをお願いね゙、お姉様♪)」

「(え、ええ、分かったわ、メアリ)」




 片やマリー様とお話しつつ、私とは念話テレパシーで話し掛けてくるメアリ様。

 第三太子様と同じく、あまり魔術の才能がないって話だけど……たいしたものだと思う(ナタリア様は習得にそこそこ手間取ったのね)。




「ハルバード公爵夫人。

 お話が終わりましたら、スターレイム卿にはわたくしの警護に戻ってもらいたいのですが、よろしいかしら?」

「ええ、もちろんです、公女殿下。

 あとで必ず、ディケーさんはお返しいたしますわ♪」

「ふふ、ありがとう。

 まもなく晩餐会が始まります、楽しんでいかれてね」




 そう、メアリ様がにこやかにマリー様に微笑むと。




「(じゃ、お姉様、またあとでね!)」




 心の中で元気に私にも会釈し、挨拶回りに戻るのだった。

 ……いやあ、今更だけど、公族まで私の従者にしちゃったのは……やっぱマズかった、かなあ?




「(もうメアリ様ってば、私の言うコトなら何でもホイホイ聞くようになっちゃったし……)」

『ん? 今何でもって……』




 あー、ハイハイ。

 エアキラリちゃんは出てきちゃダメよー。

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