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【67万PV感謝】大魔女ディケーの異世界百合な日々!~元アラサーの私が転生先で美女達からグイグイ迫られる件~  作者: 漁業フリーダム
第10部-4 いざ宮廷へ! スターレイム一家、スパイ大作戦!!

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第588話 ブ◯アカの新ガチャ、屈辱の200連天井でニコしか取れず「絶対に許さんぞ、アロナァ!」とか思いながら、この話書いてた話する?

「ーーーこのように、大公家の宮廷の四方をぐるりと囲むように四機のドローンを飛ばし、内部の様子をスキャン。

 内偵中のナタリア様を常時オペレートしつつ、最適解の侵入経路及び逃走経路を導き出します。

 まあ、この国で最重要の場所ですので、あちら側もジャミング装置などで妨害はしてくるでしょうが……そこはソロア様の強制マジック消失魔術キャンセラーを応用し、あちらのジャミングを無効化すればいいだけですから」

「はえー……すっごい……」




 ナタリア様が宮廷内で開催される貴族連合の会議に出席するのと同時に、ハルバード家のマリー様と共に内偵の任務に挑むまで、あと数日。

 今回はスターレイム家総動員の一大ミッションというコトで、私の領地で経営の一端を任せていたベルちゃんをヴィーナの御領主家に急遽呼び出し、作戦の再確認を行なっている真っ最中っていう……ね。




「ベルちゃんってば、ソロアちゃんに負けず劣らずの多才ぶりねえ」

「まあ、10年近く冒険者ギルドでドローンを操作しながら皆さんのオペレーションを担当してましたから」




 ベルちゃんは私のために長年勤めていた冒険者ギルドを数年前に退職し、今はハルバード家から貸与された私のスターレイム家の領地で、領民のみんなのお願い事の窓口的なコトをやってもらっている。

 元々はハルバード家の駐在所も兼ねたお屋敷の勤務だけあって、結構好待遇みたいで……それなりに時間もあったそうで、その間にこっそりと今回のミッションで使う偵察用ドローンを改造してもらってたのね。




「データは全て初期化してありますから、これらがヴィーナの冒険者ギルドで使用されていた痕跡はまず分かりません。

 仮に拿捕されても、即座に自爆するようセットしてありますので、そこはご心配なく。

 あと、ソロア様の迷彩装置で周囲の景色に溶け込むコトは出来ますが、それでも高位の術者が目を凝らせばバレないとも限りませんので……飛ばす前にディケーさんの認識阻害の術式で、ステルスの重ねがけもお願いしますね」

「ベルちゃん、もう何でもアリね!」




 ふう、と一息吐いて。

 メガネの位置を直しつつ、ベルちゃんは桃色の前髪を指先でかきあげ、視線だけを私に向けた。

 ……経年で不要になって払い下げられた中古のドローンを、こんなスパイドローンに改造しちゃうなんて……いやはや、意外な才能っていうかあ。




「……ディケーさん、もしかして私をただの腋好きなだけの女だって思ってました?」

「ムッチャ思ってましたが!?」




 ……だってさあ!

 毎回顔合わせる度にさあ!

 耳元で「今夜……空いてますか?」とか言われてさあ、おっ仕事終わりのデートのお誘いかな? ……と思ったら、腋の撮影会だったりしたじゃんね!?

 私の従者になった時だって、私の腋汗ペロペロ舐めて従者になってたしさあ!!




「これでも、受付嬢の仕事と並行して色々な資格の勉強してたんです。

 今や帝国から戦後賠償として接収した科学技術は、魔術国家だった我がアーメリアにとっても生活に欠かすコトの出来ないテクノロジーの一部になりましたからね。

 危険物の取扱や溶接、車や重機の免許も持ってますよ」

「たくましいわあ……」




 すごいね、人体。

 ……もとい、すごいね、異世界!




「……まあでも、ドローンのサポートがあるとは言え、実際に内偵を行うのはナタリア様だからなあ。

 いくらスパイとか変装が好きとは言っても、実際にやるのはまた違うよね、っていう……」

「そこはネリさんの指導に任せましょう。

 潜入に関してはプロですから」

「そうねえ……」




 で、肝心のナタリア様はと言うと……。




「姿勢はもっと低く、中腰で。

 ソロア様の魔道具のおかげで他の人からは視認されないと言っても、宮廷内に侵入者を感知する装置がないなんてありえませんから。

 なるべく、引っかからないようにサッと移動できるように!」

「う……わ、分かったわ……」




 ーーー内偵の本番に備え、高位ハイ暗殺者アサシンのネリちゃんから、にわか仕込みの潜入術の指導の真っ最中だったり……。

 ナタリア様、若い頃からダンスをやってただけあって身体は未だに柔らかいし、動きも軽やかだけど……何度も危険な場所に単独で潜入して成果を上げてるネリちゃんに比べると……動きのぎこちなさは一目瞭然だわあ……いや、さすがに比べるのは酷でしょうけど。




「……て言うか。

 そもそもの話なんだけど、最初からネリちゃんに宮廷に潜入してもらえれば早かったんじゃない?」




 ……なんて、身も蓋もないコトを私が思わず口にすると。




「それじゃ面白くないでしょ、ディケー。

 この私自らが潜入するから価値のある作戦なんじゃないの。

 ……それに、ハルバード家の公爵夫人のご指名は私だったしね?」




 ーーーと、ネリちゃんからの指導に汗を流して従っていたナタリア様が、そこは譲れないとばかりに反論する。

 あーもう、この人、言い出したら聞かないからなあ……9年間の付き合いだから、そこは私も重々承知してはいるんですれども!




「な、ナタリアお姉様の作戦が上手くいくように、貴族連合の会議当日は私も及ばずながらお手伝いしますので……」

「姐さんが姿消してる最中のアリバイ作りはアタシに任せときな。

 せいぜい貴族連中の目を引いといてやるよ」

「ええ。

 任せたわ、ソロア、クロア」




 久々にソロアちゃんとクロアちゃんも揃って、ナタリア様のスパイ指導を見守っていた。

 いやはや……私の従者や弟子がここまで一堂に介しての作戦なんて、もしかしなくても今回が初では!?




「(私はトム・クルーズじゃない! ……って言い続けてたはずが、今や完全にスパイ映画の真似事してるとは)」




 ミッション・インポッシブル、オーシャンズ11、007、チャーリーズエンジェル……学生時代に観た数々の名作スパイアクション映画に負けず劣らずの一大作戦ね!





『ディケー。

 スターレイム一家、大集合だね』

「そうね、キラリちゃん。

 当日は第一公女のメアリ様もミッションに加わる手筈だから……ほぼ総動員ね」

『やりますねぇ!』





 いやあ、燃えてくるわあ……。




「(さあ、鬼が出るか、蛇が出るか……!)」

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