第11話 城に“魔力健康管理室”ができる 王子・学者・騎士団がついに手を組む
王城謁見の間。
大理石の床に魔力の光が揺らめき、重厚な空気の中で――
レオン王子が立ち上がった。
周囲の視線が集まる。
ヴァルノとガロスの“更生(?)事件”が立て続けに起こったことで、
今や城中がざわついていた。
レオンは静かに、しかしはっきりと言った。
レオン
「生活習慣が魔力に影響するなら、
国として研究するべきだ。」
その言葉に、場がどよめく。
アリアは一歩後ろに下がった――が。
すぐ後ろに並んだ顔ぶれを見て、
思わず固まった。
学者ヴァルノ:眼鏡が太陽みたいにキラーン
(※無駄にやる気満々)
騎士長ガロス:腕をぐるぐる回して肩慣らし
「おう、アリア嬢の言うとおりじゃ!」
王城料理長:腕組みして真剣そのもの
「食は命。改革なら協力するぞ」
三人とも、完全にアリアの“陣営”として並び立っていた。
アリア(心の声)
(ちょ、ちょっと待って……
なんか……気づいたら後ろにすごい面子が……)
レオンが続けて宣言する。
レオン
「これより、城を挙げて“生活と魔力の相関”を研究する。
アリア、君の提案を正式に取り入れたい。」
アリア
「えっ、正式に……!?
あの、そんな大袈裟なものじゃ――」
ヴァルノ
「いえ、国規模にすべきですとも!
生活改善こそ未来の学問!」
ガロス
「うむ、ワシもすでに身体が軽い!」
料理長
「騎士の食事、見直す時期だな!」
アリア(心の声)
(……完全に流れが出来てる!?)
こうして――
アリアの周りに、いつのまにか最強の改革派チームが結成されていた。




