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次回への伏線
ヴァルノは、魔力回復後の爽やかすぎる笑顔で
アリアの前にすっと一冊の古文書を差し出した。
ヴァルノ
「そういえば……アリア嬢。
魔力循環が良くなったことで、
“姿勢魔法陣”の精度も上がりましてね」
アリア
「し、姿勢魔法陣?
また新しいワードが出てきたわね……」
ヴァルノは得意げに眼鏡を押し上げる。
ヴァルノ
「王家の古い文献に記されていた、
“姿勢と魔力の統制法”ですよ。
正しい姿勢を保つ者ほど魔力が直線的に増幅され、
誤れば暴走する――という理論でして」
アリア
「いやいやいや……
絶対それ、次の問題になるやつじゃない!!」
ヴァルノ
「ご安心を。
私は元気になったので、研究速度も三倍です!」
アリア
「逆に不安なのよ!!」
ルチア
「お嬢様……またお仕事が増えそうですね……」
アリア(心の声)
(来たわね……専門分野に踏み込んでいく予感……
絶対また誰か倒れる……!)
研究者の“ニヤリ”とした笑みを最後に、
アリアの生活習慣改革は――
ついに王家の秘儀の領域へと足を踏み入れていくのだった。




