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軽い伏線
火魔法テストも終わり、
ガロスの“照れ隠し大騒ぎ”もようやく落ち着いた頃。
騎士団の面々がほっと息をつく中、
ガロスはふいに真剣な顔でアリアへ向き直った。
ガロス
「アリア嬢。……一つ、頼みがある。」
アリア
「なに? 今度は肉の皮の厚さチェックとか?」
ガロス
「違うわ!!」
一喝してから、少しだけ視線を逸らしつつ――
だが、どこか信頼を滲ませた声で言う。
ガロス
「その……姿勢改革。
今度、騎士団にも本格的に頼むぞ!」
その提案に、周囲の騎士たちは思わずたじろぐ。
騎士A
「き、騎士長が頼むなんて……!」
騎士B
「これは本当に効果を感じた顔……!」
アリアは腕を組んで満足げに頷いた。
アリア
「もちろんよ。
猫背も反り腰も、全員まとめて直すわ!」
ガロス
「やめんか、それはワシにも効く!!
最近ようやく肩が回るようになったんじゃ!」
アリア
「いいことじゃない」
ルチア
「お嬢様、“騎士団整体改革”ですね!」
ガロス
「整体言うな!!」
食堂に笑いが広がる。
その奥で――騎士たちがそっと姿勢を伸ばしているのが、
アリアにはしっかり見えた。
こうして、
騎士団改革の新たな一手が静かに始まりつつあった――。




