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次回への伏線
甘味の山を配り終え、
すっかり身軽になったシャルロッテが
再び砂糖細工のような馬車へと歩み寄る。
ふと、その足が止まった。
シャルロッテ
「そういえば……アリア嬢。」
アリア
「なに? まだ甘味の追加持ってきた?」
シャルロッテはくすりと笑い、
扇子をぱちんと閉じて向き直る。
シャルロッテ
「いえ。
“姿勢が大事”というあなたのお話……あれ、とても興味深くてよ。
甘味をいただくとき、背筋が曲がっていては台無しですもの。
美しい食べ方こそ、貴族の品格。
その改革、ぜひわたくしも協力いたしますわ!」
アリア
「えっ、甘味関係ある?」
ルチア
「味方が増えましたね、お嬢様!」
アリア
「……いや、まぁ、嬉しいけど……どこから関係してきたのかしら。」
シャルロッテ
「美はすべて繋がっておりますのよ!
甘味も姿勢も、品格も!
改革の場に呼んでくださったら、いつでも参りますわ!」
砂糖のように明るい笑顔を残し、
シャルロッテは馬車へ乗り込む。
そして、きらきらと光を散らしながら馬車は王城を離れていった。
――こうして、
“甘味至上主義の伯爵令嬢”との
騒がしくも華やかな一日は幕を下ろし。




