第三十九話「軍の敗走と次回策」
こんばんわ!
那祢です。
お久しぶりのご挨拶です。
今回はミツミ軍の話。
またあとがきで!
ヤマタカがお説教を受けてる時間。
ミツミ軍では・・・・・
「何で空中都市が奪えねえんだよ!」
― ガシャン! ―
ミツミは持っていたガラスのカップを投げた。
赤い液体、ワインの匂いが周りに広がる。
慌てたようで報告用の側近が駆け寄る。
側近の報告を受けていた。
「誠に申し訳ございません。報告によると飛行船の戦闘経験があまりない者たちでしたので・・・・」
― プシュ!・・・・ゴトっ! ―
報告していた側近の頭部が落ちる。
ミツミが腰に構えた刀を抜いたからだ。
「「「ひいっ!」」」
周りの者たちの悲鳴が上がる。
「言い訳すんなって!俺が聞いてんのは何で落とせなかったかじゃねえ!何で制圧できなかったかだっ!お前らに任せたよな?空中都市の進行については!」
「はい!」
「『はい』じゃねえ!説明しろや!プロペラ機や火薬の作り方まで全部教えたよな?」
「あ、はい。」
― ゴロン。 ―
一人の首が落ちる。
またミツミが作った刀が抜かれた。
「「ひいっ!」」
「うるせえな!聞き飽きたんだよ。お前らの悲鳴は!それと返事に『あ』を付けるな!なんかムカつくんだよ!」
「「はい!」」
「で、お前達。今回ので情報収集は出来たんだろうな!?」
「はい!報告させていただきます。前もってヤマタカにつけていた発信機の情報にて位置を確認!戦闘機にも高性能発信器を付けたので空中都市の位置はすぐに確認できます!なおプロペラ機も大量生産を行っており五か月で予定の生産に達成し進行に・・・・・・」
「・・・・・・いや、二か月だ。」
「えっ?」
「いま、『えっ?』と言ったか?」
「いえ、驚いてしまいまして!まことに申し訳ありません。」
ミツミは刀に手を置いていたがそれを離した。
「ふん。許そう。」
「あ、ありがたき幸せです。」
「・・・・・で、生産ラインだが・・・・二か月で終わらせろ。」
「に、二か月!?」
「ああ、二か月だ。戦闘訓練も二か月あれば間に合うだろう?なあ?」
「が、頑張らせていただきます!」
「せいぜい間に合うように作れ。間に合わなかったら・・・・」
ミツミは転がっている生首を見る。
「お前もこうならないようにな。」
転がっていた頭を蹴って側近にぶつける。
生首はまだ暖かかった。
「は、はいっ!!!!!全力で行わせていただきます!失礼します!!」
側近二人は挨拶をして.急いで部屋から飛び出した。
そして皆の者に伝え取り掛かる。
間に合わなかったら命がないから。
二か月の納期に間に合わせるよう頑張るのであった。
「くそ!あのババアめ!」
ミツミは吐き捨てるように言う。
『ババア』
それはウチイリオリカのことである。
マイペースで前世で自分の話しかしない女。
最初会ったときはぬるま湯につかった生き方してるな。
こいつの国を取るのは簡単だ。
そう思っていたのに。
あいつ運良く空中都市を取りやがった。
俺も欲しかったのに!
俺の方が先にこの世界にやってきたがそこに気が付くのが遅かった。
神補佐のオッサン。
説明すんのが遅えんだよ!
まあいい。
奪えばいいんだからな。
「でも今回の戦闘で分かったことがあるな。ウチイリのババア、ちゃんと攻撃に備えてやがる。空中での戦闘。あれはかなり連携の特訓してる。訓練は確実にアイツらの方が上だ。だが、こっちは数や火力武器で制圧するしかないな。でもこれで確実じゃねえな。おっ!この間作ったあれ使うか?非人道な物だがまあいいさ。鳥だもんな。鳥を落とすならあれ使わないと。フフフ。楽しみだな。」
そう言ってミツミは眠りにつくのであった。
その一か月後。
ミツミ城は戦火に包まれる。
それはまだ言えないあとのお話。
その頃
「ヤマタカ、何で島出る?」
「それは僕がここですごしたせいでアイツらに島の場所がばれてしまったから。まあ、それはいいわけだな。本当の狙いはミツミ暗殺を考えている。」
「ミツミの暗殺?っていうかミツミって誰?」
「昨日攻めてきた奴らの一番上の人間だよ。」
「ママ・・・・みたいに?」
「そう!でもウチイリ様は優しいけどね。」
「うん!ママは優しいし可愛いし大好き!」
「まあそれでミツミは好戦的、戦うことが大好きな奴なんだ。」
「それはいけない奴だ!で?何でヤマタカが行かなきゃいけないの?」
「・・・・・・・復讐。」
「フクシュウ?何か勉強を?」
「それは復習。僕が言ってるのは重い仕返しのほうの復讐。」
「で、復讐しないといけないの?」
「うん。絶対しないといけないんだ。僕のけじめとして。」
「けじめ?」
首をかしげるムー。
「ああ、けじめさ。仲間の為の。」
「仲間!?あたしたち仲間!同じだね!」
「まあそうかもな。」
「じゃあつれてって!」
「いや、それは出来ない。復讐は一人で行う。」
「・・・・・・・ならお仕置きします。」
足をわしゃわしゃしている。
彼女の足は鳥みたいにかぎ爪になっている。
それで掴まれたら大けがだ。
「絶対ついてく?」
「うん。」
「僕が置いて行っても?」
「それは許さない。」
「ふう、じゃあ仕度しろ。」
「え?」
「意地でもついてくるんだろ。」
そんな彼女は
「うん!」
満面な笑みでこう答えた。
ミツミ軍のお話はまた後で。
ヤマタカのお説教のお話。
ついてくるムーにヤマタカは?
次回もよろしくお願いします。
那祢でした。




