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第三十八話「新たなる戦場」

こんばんわ。

那祢です。

最近滞る小説。

すみません更新日まちがえました。

今回も続きをお楽しみください!

『よくばりの犬』

昔のお話。

一匹の犬が何処からか美味しい肉をくわえていました。

その犬は上機嫌に橋を渡っていた所あることに気が付いた。

橋の下をふと下を見ると見知らぬ犬が肉をくわえてこちらを見ていた。

橋の上の犬はその橋の下で犬が加えている肉がおいしそうに感じてしまい欲しくなりました。

犬は脅すために『ワン!』と吠えた。

すると、くわえていた肉は真っ逆さまに川に落ちてしまいどんどんと流されてしまいました。

そう、橋の下にいたもう一匹の犬は、水面に写った自分自身の姿だったのである。


「うん。この物語の教訓は、欲張りが必ずしも良い結果をもたらすわけではないということですね。他の人と比較して欲を抱くことは、自分が大切にしているものを失う原因となるって。」


僕は持っている本を閉じた。

ここには神の世界の図書館だ。

たくさんの本があるがどれも参考にならない。

何故なら昔話や教訓などの絵本や小説がほとんどだから。

週刊少年〇ャんプでもあれば暇つぶしになるんだけどな。

本棚に戻しながら僕は思う。

この世界には娯楽なんてない。

その代わり上司と会食や近況報告、全員で立食会と何らかと集まって話をする時間が多い。

・・・・・・・・・・・・・一つ言いたいことがある。

言わせてもらうけど僕は一人で静かに作業をする方が好きだ!

一人レストラン。

一人焼肉。

一人ゲーム。

一人プラモ。

一人〇ィアゴスとか。

生前はそんなことを休みの日にしていた。

そのためあまりこの世界で馴染めていない。


「おやお若いの。調子が悪いんですか?」

「コミュニケーションは人間にとって一番必要ですよね。」

「楽しいですよね!」


皆押し付けてくる。

そんな時は本を読んでるか・・・・・・・または。

ふと惑星を見た。

僕が補佐をしている星。

あちらこちら光を放っている。

爆発。

そこでは戦争が起きているのだ。


「またミツミが争いを起こしているんでしょう。」


この星を大抵占領しているのはミツミだ。

ノマツもタキハラもニジシマさえも撃破してしまった。

彼の開発した物はかなりの脅威を感じている。

今度は何処に戦争を仕掛けているのかな。

気になった僕は覗き込んだ。



「何故ここにミツミ軍が!?」


ウチイリオリカは声を上げる。

あたしの作った空中都市が攻撃を受けたからだ。

犯人は・・・・・あのプロペラ飛行機。


「ミツミ様の化学力すげー!!」

「この乗り物を使えばハーピーなんて一網打尽だぜ!」

「燃やせ!鳥亜人を皆〇ろしだ!」


プロペラ飛行機に乗ったものがハーピーを追いかけまわし重火器で攻撃を仕掛ける。

その攻撃をセイレーンとハーピーは空中でひょいひょい回避行動をとる。

空中ならば彼女たちの領域だ。

プロペラ機には武装が重火器のみ。

拠点破壊用や追尾式ミサイルは技術的に積んでいない。


「ウチイリ様が命令を下すまで防衛&カウンターで行きます!」

「わかったわ!」

「了解!」

「はーい!」


カーの声にキーとクー、ケーは返事をする。

その声に反応してハーピー達が陣形を作る。


「なんだ!?あのフォーメーションは?」

「鳥どもが群れて・・・・」

「まさか!?」


プロペラ機は急いで散開する。

でも彼らは気が付くのが遅かった。

彼女達は素早く回転して風を起こす。

荒れた風を起こしてプロペラ機がバランスを崩し傾く。

彼女たちが起こし作り出したもの。

それは『竜巻&雷雨』だった。

連なった戦闘機はバランスを崩し、お互いぶつかり合い爆発をおこす。

また、一つの飛行機は雷に打たれ燃料庫に当たり発火。

そのまま空中都市に墜落する。

その時パラシュートで逃げたパイロットは空中で捕獲。

ウチイリオリカ側に死者や被害を出さずあっという間に撃退をしてしまった。


「つ、強い。」


ヤマタカは唖然とする。

数時間で数十機の飛行機を撃破。

進行してきたミツミ軍を全滅させてしまった。

でも何でこの移動できる空中都市が分かったんだ?

僕は捕獲したミツミ軍の捕虜に尋ねてみた。

最初は話さなかったがちょっとお仕置きをすると話し出す。

それは僕を愕然させる話だった。

僕の体に『タグ』を付けていた。

いや正しくは・・・・・発信機を体に埋め込んでいたのだ。

そう言われると僕は体をまさぐる。

硬いものが・・・・そこにあった。


「そ、そんな。」


今回この騒ぎ。

原因はすべて僕だった。

ミツミ軍から逃走するがハーピーに助けられる。

その状態も計算して。

憎しみが沸く。

それと同じく寂しさも沸く。

言わなければいけないのだから。


「ムー。」

「なーに?ヤマタカ。」


何も考えていないぐらい無邪気にムーがやってきた。

その彼女にヤマタカは


「さっきミツミ軍の撃退ありがとう。」

「お姉ちゃんのお陰だよ!えへへ。」

「ムーも尾翼で先陣きってたじゃないか。かっこよかった。」

「えー?そうかな?ムーに優しいな。ヤマタカは。」


可愛い。

そして決心した。


「あれから数年たったな。ムー。」

「うん。いっぱいヤマタカと遊んだ。」

「君に伝えなければいけないことがある。」

「えー?まさか・・・ヤマタカは私と?えへへへへ。」


この笑顔を壊したくない。

そう思った僕は覚悟を決めてこう言う。


「これ以上君たちに迷惑をかけられない。僕はミツミを討伐する!」

「行くのねっ!じゃあ!」

「そしてこの場所からお別れをする。」

「「「はっ?」」」


その一言で周りが凍り付くのであった。

その後ムーに鷲掴みされ高いところに持ち上げられ説教をくらうのであった。


ヤマタカお説教です。

出発の時。

次なる出会いは?

次回もよろしくお願いします。

那祢でした。

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