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:始業式の朝

校庭の桜が新しい季節をよろこんでいるようで

けれど、ずっとは続いてくれない


はやくも散りはじめた花びらが

校庭のすみっこに集まり、やけににぎやかしい


始業式の朝にキミがいない


それは… わかっていた…


二日前、キミから来たメール


  引っ越すことになった


ただそれだけ


それが最後になった―


キミが座るはずだった席は

すでに教室から追い出されていて

そのことが教室の空白をいっそう広く感じさせる


キミがいない教室には慣れそうにない


始業式の朝にキミがいないなんて


三年生の春が、キミなしではじまってしまうなんて





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