計略
一通り心情を吐露した哲哉は気持ちを切り替え、採取し始めた。
一つ二つとケル草を簡単に探し出せることに味をしめた哲哉は、夢中で地図を確認、採取と繰り返していった。
それはそうだろう、一本最低でも百円の価値がある草が其処ら中に生えているのだ。
日本よりも明らかに物価が安い土地だが、百円玉がその辺に転がっていたら誰しも集めたくなるのは当然と言えた。
採取しても嵩張ることもなく、淡々と作業行う哲哉はケル草が三百を越えた辺りになって有ることに気づいた。
「結構奥まで来たな。そろそろ戻るか・・・ん?」
地図の画面外からポツリポツリと赤点が写りだしたのだ。
「これは・・・」
円形の地図では全体を表示できないため、左腕に着いている端末をタップして空中に全体の地図を表示させた。
「さすがにそこまで万能では無かったか、まぁ表示してるだけでも十分凄いけどな」
地図を見ながら哲哉は殆どの地図に地形図が表示されていない事に今更ながらに気づいた。
哲哉の通ってきた場所は足跡の様に強化外骨格を中心として、半径一キロメートル感覚でマッピングされている。
ケルブの森もフィンとたまたま通った道沿いに有ったために地図に表示されていたのだ。
「って考察してる場合じゃないな。距離にして七百メートルか。木に登ってやり過ごすか、それとも・・・」
哲哉は弾薬調達の目処もたっていない現状を踏まえ、節約のため、罠を仕掛けることにした。
戦術の幅を拡げると言う狙いもある。
幸いにも赤点は真っ直ぐ哲哉に向かって来ると言うよりは、徐々に哲哉側に向かっている様だった。
罠と言っても本格的な物では無く、森の蔦を利用した網を、目ぼしい二本の大きな木を基点にくくりつけ、赤点の主達がその場を通った瞬間、蔦を切断し、上から石の重し付きの網が降ってくると言う簡易的な物だ。
材料は簡単に手には入るため、ものの数分で作業が完了した。
残距離、二百メートル。
例の如く地面に設計図を書いてスキャニングした後、投擲用の木短槍を数十本と止め用に木槍も数本、強化外骨格の変造で用意した。
「槍って言ってもポールサイズの爪楊枝だなこれ・・・」
不格好な槍を全て格納し終わった後、木によじ登りその時を待つ。
生い茂っている木々が揺れ始めたかと思うと、醜怪な風貌の子供が顔を出した。
――小鬼だ。
初めの頃の恐怖心など微塵も無い。
赤点で確認できる数は十三匹で目視確認できる数は二匹のみ。
(まだだ・・・まだ・・今!)
ーーバキバキッ!!
蔦を切断した瞬間、網が小鬼共の上に降り掛かった。
祝!30,000PV突破しました!!!
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テツヤ=コタニ 27歳 男
職業:冒険者
階級︰G
適正:銃剣術
技能:演算処理
称号:黒鎧の騎士
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階級
S︰人外
A︰達人
B︰天才
C︰一流
D︰二流
E︰三流
F︰一般
G︰新人
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通貨:cコル
鉄貨︰100c
銅貨︰1000c
銀貨︰10000c
金貨︰100000c
白銀貨︰1000000c
白金貨:10000000c




