依頼
(短期的な目標は、まずは拠点を確保する事。その為には金が要るから冒険ギルドで依頼を熟す。更に死が身近に有るこの世界では強さが物を言う。強さと言っても精神的な事じゃ無くて純粋な腕っ節。今の俺でどこまで行けるのかって言う現状把握と合わせて、冒険者の階級を上げる事。武器の種類を増やす。戦術を増やす意味でも魔法の勉強は必須。最悪使えなくても対策は練ることが出来るしな。銃を使った戦い方はこの世界では大きな優位性だし。弾の確保も大きな課題だ。それと・・・)
哲哉は思いつく限りメモ帳アプリへ記載していき、優先度を設けていった。
「うっし! これだけ書けば早々に忘れねぇだろ。早速飯食ったら、ギルドへ行くか」
哲哉は一階に降りて行き、ボブママに挨拶を交わす。宿はどうするのか聞かれたので、連泊を希望し、素泊まりプラン五泊で、銀貨一枚を支払った。
ボブママに鍵を渡し、宿の扉を開けて冒険ギルドへの道を歩いて要ると、朝早い時間にも関わらず、割と多くの店が空いていた。露店で軽食を購入する事にしたが、軽食は売って無かったので、適当な店を訪れる。
「お、兄ちゃんいらっしゃい! 三角鼠の串焼きはどうだい? 一本安くしとくよ! 鉄貨五枚でどうだ?」
とても美味しそうな匂いがしたので、深く考えずに一本購入する。
コリコリとホルモンの様な食感と濃い目の油、薄い塩味で朝から中々パンチが効いているが、不味くは無かったので、お礼がてら、もう一本購入し、食べならがギルドを目指す。
丁度、食べ終わる頃に冒険ギルドへ到着したので、そのまま扉を開け、部屋へ入る。意外な事に既に多くの冒険者が賑わいを見せていた。この世界の住人は夜更かしをしようと思っても娯楽が何も無いのだろうなと哲哉は思う。
早速掲示板でG階級で受けられる依頼を探す。
「うーん、字が読めないのって問題だな。覚えるまではフルフェイスでいいか」
早速、強化外骨格を着込む。何人かの冒険者が驚いた顔をしていたが、哲哉は無視して依頼を読んでいく。
「おっ! これ良さそうだな」
【採取クエスト】
〜 ポーション作成用採取依頼 〜
難易度:G
[メイン依頼]
ケル草の5本納品
[目的地]
ケルブの森
[報酬金]
1000c (一本:200c)
[契約金]
200c
[環境情報]
群生地帯には小鬼も生息している可能性が多い、注意されたし。
[特殊条件]
最低五本の納品だが、六本以上から追加で100cで買取可。上限無し。
依頼書を取り外し、受付へと持って行くついでに、一応顔だけは見える様にスライドさせておく。今回はそんなに並ばずとも直ぐに順番が来た。
「おはようございます。どういったご用件でしょうか」
今回対応してくれた受付嬢は昨日の人物とは別の綺麗目な美女だ。スレンダーな二の腕から出る白い肌。手入れの行き届いた絹の様な綺麗な茶色い髪。キリッとした目尻からは判断出来ない柔らかな声質。胸もそこそこに出る所はしっかり出ていて哲哉の世界で言う所のモデル体型というやつだろう。年齢は二十代前半と言ったところか。
「ああ、この依頼を受けたい」
哲哉は手に持っている依頼書をその受付嬢に渡した。
「はい、承ります。ギルドカードもお願いします。」
「ああ、頼む」
話に合わせてギルドカードも渡す。カードを受け取った茶髪美女は何かに気づいた様にまた哲哉に声を掛けた。
「あっサニーが言ってたテツヤさんですね!」
「サニー?」
(ん? 初めて聞く名前だ)
「昨日、担当した受付の子なんですけど、名前聞いてませんでした?」
「ああ、昨日の子か、サリーって名前なのか」
「はい、あっ私の名前はアリシアって言います。宜しくお願いします」
「こちらこそ、テツヤだ、宜しく。ところでそのサリーがどうかしたのか?」
「ふふ、いえ、ちょっと小柄な男性だけど、やたらと強いって話していたのでどんな人かなって思っただけなんです」
話しながら作業を終えたアリシアが哲哉にカードを渡す。そのまま受け取り、格納して道具をしまうと、アリシアは注意事項として色々と教えてくれた。
「いいですか、テツヤさん。採取の依頼とはいえ魔物は出ますので、くれぐれも無理はしないでくださいね。最初ですし、命あっての物種ですから」
「有難う。勿論、無理はしない様にする。それじゃ行ってくるな」
「はい、気をつけて行ってらっしゃい」
アリシアに見送られながら哲哉はギルドを後にした。
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テツヤ=コタニ 27歳 男
職業:冒険者
階級︰G
適正:銃剣術
技能:演算処理
称号:黒鎧の騎士
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階級
S︰人外
A︰達人
B︰天才
C︰一流
D︰二流
E︰三流
F︰一般
G︰新人
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通貨:c
鉄貨︰100c
銅貨︰1000c
銀貨︰10000c
金貨︰100000c
白銀貨︰1000000c
白金貨:10000000c




