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異世界戦機  作者: 虎徹
第一章
22/27

効率

「ところでテツヤ様、そろそろ夕食の時間ではありませんか?」


フィンにそう言われ時間を確認したところ、時間は18時を少し過ぎていた。


「そうだな、そろそろ宿へ戻らないと」


「では・・・私はここで失礼しますね」


「えっ? お、おい」


そう言ってフィンは足早に去って行ってしまった。


(急にどうしたんだ? 暗いというか寂しそうな顔をしてたけど・・・)


哲哉はフィンの後ろ姿を呆然と見つめたまま、訝しげに思ったが、腹の虫が自己主張を始めた為、考えても仕方ないと急いで宿屋へ向った。


宿屋のドアを開けるとボブママからおっコタニさんかい?おかえり!ご飯の用意が出来てるからさっさと席に着きな!っと一喝を頂き、そそくさと席に座る。ちなみに序でに名前を伺った所ボブリナさんだった。幼い娘さんも居るらしい。


(ーーマジでボブママかよっ!!)


どうでもいい事を考えて居るとボブママはそのまま給仕も行なっていた。


「今日のお勧めはワイルドボアのステーキさ! 美味いし栄養価も高い! 黙ってこれにしときな!」


「あ、あぁ・・ならそれで頼むよ」


「はいよ! ワイルドステーキ一丁!!」


お勧めするだけあって、直ぐに運ばれてきたステーキの火加減はミディアムレアだったが、とろっとろで臭みも少なく、絶妙な味付けだった。哲哉は正直、味のレベルは低いだろうと舐めていただけに、心の中でシェフに謝っておいた。


食事もそこそこボブママに挨拶を済ませ、自分の部屋に戻る。部屋に戻って早々、強化外骨格(パワードスーツ)を脱ぎベッドへダイブしたが、疲れが溜まっていたのか、いつの間にやら泥の様に眠りに落ちて行った。


翌朝、目が覚めた哲哉はスマホで時間を確認すると時刻は6:32:44。ほぼいつもの通りの時間である事に俺も立派な社畜になったもんだと呟きながら朝の身支度を整える。整え終わると窓側のテーブルに腰掛け、煙草に火をつけながら、今日からやる事を頭の中で整理していく。


(さてさて、今日から本格的に冒険者を始める訳なんだが、短期的な目的というか目標を決めた方がいいな。整理する為にやる事一覧とか作りたいんだが、紙なんかねぇしな。強化外骨格(パワードスーツ)をパソコンみたいな使い方出来んのかな)


強化外骨格(パワードスーツ)を着用し、フルフェイスモードで画面を表示させる。


(あっそういえばもうスマホのバッテリー切れそうだよな。これも変造しておくか。)


前と同じ様に一旦スキャニングを行い、変造しようとして哲哉はふと思い留まる。強化外骨格(パワードスーツ)とスマホのリンクが可能であれば、スマホ内にインストールされているアプリは全部再現出来るのではないか。インターネットを使用するもの以外なら可能の様な気がする。


(そもそも空中ディスプレイが可能なら腕時計型にして、そこから操作出来た方が良いよな。)


物は試しと一旦設計図化したスマホを小型化し、腕時計のベルト付与する様に設計図を組み替える。更にスマホに有る全てのアプリをシステム再現出来るのか強化外骨格(パワードスーツ)に解析を指示した所、全て再現可能だったので、システムアップデートで強化外骨格(パワードスーツ)に反映させる。


その後、スマホに変造を施し、あっさりと小型化に成功した。


(・・・どう見てもスマート腕時計にしか見えん)


一旦、強化外骨格(パワードスーツ)を脱ぎ、代わりに今作ったばかりの腕時計を着用して、画面をタッチ、空中ディスプレイが表示される。問題無く出来たので、続け様に、強化外骨格(パワードスーツ)を格納して見る。流石にこれは無理かと思っていたが、こちらも問題無く可能だった。


(ここまで来たらヒーローモノの変身みたいに一瞬で、強化外骨格(パワードスーツ)着用出来ねぇかな)


空中ディスプレイの道具一覧(アイテムリスト)に有る強化外骨格(パワードスーツ)の画像をタップして着用出来ないか試すと、これも上手くいった。これで一々、強化外骨格(パワードスーツ)を着用したり脱いだりする必要は無いだろう。


(さて横道にそれたが、アプリのメモ帳を起動っと)


早速、強化外骨格(パワードスーツ)着用越しにアプリを起動し、メモ欄に記載を始めた。

頑張って続きを書いて行きますので、再度よろしくお願い致します。


――――――――――――

テツヤ=コタニ 27歳 男

職業:冒険者

階級︰G

適正:銃剣術

技能:演算処理

称号:黒鎧の騎士


――――――――――――

階級

S︰人外

A︰達人

B︰天才

C︰一流

D︰二流

E︰三流

F︰一般

G︰新人

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