第89話「集落のその先。まさか、、あれは、、」
目の前にゴブリンの集落がある。
かなり離れているのもありまだ見張りらしきゴブリンには気づかれていないようだ。
「ベーヘルさん。作戦はどうします?正面突破も出来なくないですが。」
「、、、ゴールド君。君が私に聞いてくるとはね。正面突破も確かに可能だがお嬢様を無意味に危険に晒す必要はない。まずは見張りをどうにかするべきだろう。」
なんか突っかかってきたが別になんとも思わない。
「ご意見参考になります。雷獣の槍の方々の中に見張りを仕留めるのにちょうどいい魔法をお持ちの方はいらっしゃいますか?」
パーティーは考えている。まぁこの距離だと投合の短剣が届かないしウィンドならお嬢様でも使えるが届くかと言うと微妙だ。考え事をしているとグンターが口を開く。
「私の雷属性魔法で仕留めるよ。まぁこれでもAランクだし任せてよ。」
上級魔法だろうか。俺は火属性以外は上級魔法を打てないからな。
「貫け一迅の雷。閃光瞬く間に煌めく、雷の刃。ボルテックスアロー。」
ビシュ!!!殆ど無音の雷がゴブリンを貫く。すげぇ。殆どみえない。奇襲に持って来いじゃん。
「凄いです、、グンターさんあの魔法是非教えて欲しいです。あっ。火属性上級魔法ならおしえられますよ?」
グンターは照れている。お嬢様は目をキラキラさせている。ちゃんと静かに出来てるね!!
「今は敵地です。ゴブリンに気づかれる前に行動を開始しますよ?」
ベーヘルに注意された。いくか。その前にお嬢様にサイレスを掛けておく。
「ここが入り口ね、、、中にゴブリンがいるわ。十匹ぐらい?」
大体そのぐらいか。そろそろ俺も動くか。
「ではミストレアさんとアクジキさんお嬢様は待機。俺と雷獣の槍で仲間を呼ばせずに確実に仕留めましょうか?」
反論は無い。よし。この作戦で行くとしようか。
「切り裂け風よ連風よ。吹き荒べ。エリアウィンド。」
「貫け一迅の雷。閃光瞬く間に煌めく、雷の刃。ボルテックスアロー。」
俺が五匹グンターが三匹仕留めた。
「ゴギャ!?」
「ギャカギャ?」
まだ理解するのに時間が掛かりそうだな。一気に決める!!
「魔卿炎斬!」「雷光一閃!」
残りのゴブリンも仕留めた。いっちょあがりだ。
「サイクロプスキングといい。この集落といい。最近この森が騒がしいですね。」
ミモナは心配そうな顔をしている。まぁこのメンバーなら大丈夫でしょ?
こうして俺たちはさきにすすむ。
先には異様な光景が広がっていた、、、
一匹のゴブリンの元に役100匹程のゴブリンが集っている。まさか、、、
「あれはゴブリンキングです、、、何故、、、」
一行に沈黙が広がっていくのだった。




