第88話「久々のゴブリン討伐!!」
……俺達は今、森の中にいる。
ゴブリンかスライムを探している。
出来ればスライムがいい、弱いし遅いからな。
お嬢様は旦那様に買って貰った杖を自慢気に振り回している。マジックアイテムだそうな。
威力強化と常時回復効果があるらしい。服も錬金術師に作らせた特注品だ。万一にも備えてるって事だな。
「ねーねーモンスターまだー!?つまんなーい。」
「お嬢様。探すのも楽しみましょう!ほーら。どこにいるのかなー?」
「うん!一緒に探す!ゴールド。競争だよ!!」
ミストレアは呆れている。騒いだらモンスターに見つかる。まぁこの人数では隠れても無意味だが。
お嬢様は身を隠す技術などない。そもそも身を隠す必要はない。
「ゴギャ?」
「ギャギャギャア!!」
なんという。ゴブリン君は殺されに来てくれるとは。、、、お嬢様は?
なんと、、、ビビっている。守られるのと戦うのでは違うみたいだな。まぁ接近してきたらミンチだが。
「お嬢様!ファイアです!」「っ!わかったわ!火よ我が魔力に宿れ!ファイア!!!」
ボゥ!一匹のゴブリンが丸焼けになる。一応防御はしていたが魔法を直接防御したらそうなる。
「そらっ!」
投合の短剣をゴブリンの脳天にぶちこむ。出来るだけグロいのを避けなきゃだしな。
「凄い!!でも私も凄いのよ!!あとね!その短剣欲しい!!」
うん。普通にあげた。指の間に4本しか入らないし余ってたからね。
えっ?両手に計8本入るって?ハハハハ。4本ですらまだ練習中だよ。威力は安定してきたが狙い通り飛ばないんだよ。
「お嬢様。ゴブリンの討伐目標は3匹です。後2匹になります。」
ベーヘルが逐一教えてくれる。剥ぎ取りもやってくれるので楽だ。
因みにたいした金にもならないので証明に必要な耳のみだ。それにバラバラにしたらグロいし、その辺りの配慮も流石にAランク冒険者だよな。
「さぁ!!いくわよ!みんな。」
もうすっかりパーティーリーダーだな。まぁ俺はBランク、雷獣の槍はAランクなのでお嬢様一人で依頼を受けている扱いになっている。
お嬢様の号令を皮切りに俺達は森を進む。先頭は俺、お嬢様、アクジキ、ミストレア、
中衛にベーヘルとグンター
後衛がミモナた。
お嬢様の守りが1番重要視されているね。当然だが。
「ん?ちょっと待ってください。」「何かあったの?」
あれは?、、、まさかのゴブリンの集落だ。進んで大丈夫か?俺はベーヘルに聞くことにする。
大丈夫との事だ。いざ前進だ!!。
「お嬢様。見つかると厄介なのでお静かに。」「わっ、、わかったわ。」
ゴブリンの集落襲撃が始まる。




