第82話「宿屋暮らし。ミストレアとお話しするよ。」
今俺は宿屋にいる。まぁ保護観察中といったところだな。
別に悪いことはしていないのでおとなしくする。
因みにミストレアが一緒にいてくれる。ゆっくり(監視)していってね!!
「暇ですねぇ。」「、、、そうですか、、、。」
会話が続かない。暇そして沈黙。アイテムポーチから魔法の本を取り出して読む。
一度習得した魔法の本を読んでもつまらない。
「なんか暇を潰せる物が欲しいんですが。本とか貸して貰えません?」
「、、、わかりました。手配致しますのでお待ち下さい。」
ミストレアはオーブを取り出した。凄い。流石に公爵は金があるな。
10分程すると本が届く。二、三時間程でよみおえる。
もう流石に寝るしかない。そうしてゴールドは眠りにつくのであった。
一方屋敷では今後の話し合いが行われていた。
「それで?吟遊詩人君は何者かわかったかね?」
「家族構成は4人家族、両親と妹のようです。両親は以前帝都の住民だったようです。両親の情報はそれ以外めぼしい物がありませんでした。本人はBランク冒険者、魔剣を始め数々のマジックアイテムを所持しているようです。本人が口にしていた情報は裏がとれました。、、、信じられないですが本当のようです。」
「、、、。闘神継承者を倒したりクラーケンを仕留めたりドラゴンを相手どったと言う話がか?それこそSランク冒険者のような存在が何故シュバルツ家に?」
「本人は羽休めと偶然と申しておりますが黒神の継承者と仲がよいとの情報があります。そちらの線はあるかもしれませんね、、、」
「情報が本当だとすればこれ以上は閉じ込めて行く訳にもいくまい。当家の戦力では太刀打ち出来るか分からんし第三皇女の派閥の筆頭である当家が余り大きな騒ぎを起こすわけにもいかないしな。」
「それでは旦那様、ゴールドはどうされますか?この都市から追い出されますか?」
「いや。私の元に連れてきなさい。護衛として雇い入れようと思う。最近娘が少年を出せとうるさくてね、、、アクジキ。監視を怠るなよ。」
その言葉に驚くアクジキであったがすぐに宿へ向かう。
「ミストレア様。ゴールド様はいらっしゃいますか?」
「、、、アクジキさん。今は寝ていられるようです。監視されているのをわかっていながらあれ程までに無防備で、、」
アクジキが確認すると確かに気持ち良さそうに眠っている。こうして見るとただの少年にしかみえない。
「見た目で判断するべきではないでしょうね。ミストレア様、、噂は本当のようです。」
その言葉にミストレアは驚く。だがサイクロプスキングを一撃で仕留めたのを目の当たりにしているので察しがつく。
「ではゴールド殿は起こされた方がいいですか?」
「、、、そうですね。本来なら起きるまで待ちたいですが旦那様のご要望なので。」
「すみません。ゴールド殿。起きて下さい。」
「ん、、、あぁ天使か。お休みなさい。」
小粋なジョークで二度寝を敢行するゴールド、ミストレアは顔を真っ赤に染めていた。
「申し訳ありませんがゴールド様。旦那様がお呼びです。屋敷までご同行願いませんか?」
ゴールドはめんどくさそうにしながらも屋敷に向かう。




