第83話「専属護衛に昇格!?いや吟遊詩人で大丈夫です。」
「旦那様。ゴールドです。お呼びでしたので参りました。」
まずはドアの前で一言。
言葉遣いはだんだん適当になってきている。いや、、、ねむいんよ。
「ゴールド様。部屋で旦那様がお待ちです。くれぐれも失礼の無いようにお願い致します。」
部屋に入ると旦那様とAランクパーティー『雷獣の槍』がいた。かなり警戒している。
お世話はナタリアがしているみたいだな。お嬢様は流石にいないか。
「ふむ。今回の件はすまなかったね。だが君は特別な才能を持ち合わせているようだね。」
いきなり誉められた。うん、、、チートがね。
「そこで今君は吟遊詩人だそうだがギルドのBランク冒険者でもある。娘の専属護衛にならないか?」
その言葉を聞いた『雷獣の槍』がそれぞれ反応する。あぁ仕事取られるもんね。仕方ない。
「そのお申し出は大変有難い物なのですが自分は吟遊詩人で結構です。今まで通りでお願い致します。」
皆驚いている。まぁここには羽休めに来たんだしな。女神のせいで来ることになったし偶然ってのも確かだ。
「なら何故君はここに来たのかな?史官しにきたのかい?」
ベーヘルが尋ねてきた。やっぱ気にしてんのか。
「えっと、、、以前説明させて戴きました通り、羽休めに来たんですよ。お嬢様に声を掛けられたのも偶然ですしね。」
沈黙が流れる、、、うん。信頼が足りないね。あったばっかだし仕方ないね。
「ま、まぁ無理にとは言わない。吟遊詩人でお願いするよ。」
まさか断られるとは公爵は思っていなかった。護衛になるなり史官を要求されるなら取り込んでやるつもりでいたからだ。
俺はもうしばらくお屋敷の世話になることにする。
「ゴールド!!!!よかった!!怪我はない?何か変な事されなかった?」
お嬢様が駆け寄ってくる。小動物みたいで可愛い。お嬢様には信頼されてるみたいだな。
「大丈夫ですよ。ミストレアさんとお話ししてたんですよ。あっ。お嬢様。遊びましょう?」
うん。もう寝れそうにないし遊ぶぜ!!俺はよぉ!!
「うん!うん!遊ぼ!!!」
お嬢様の部屋に二人は直行する。
「、、、。大丈夫でしょうか?」
「悪い人にはみえないんですがね。」
アクジキとミストレアは今後を憂いているのであった。
「じゃあ五目並べやりましょ!!」「ふふん!今度こそ私が勝つんだから!!」
五目並べは全勝だ。そのあとのリバーシはほとんど勝てなかった。これが俺の才能の限界か、、、
「ふふふふ!!たのしかったわね!」「そうですねぇ。また明日からもよろしくお願いしますね。」
俺は無事無罪放免された。めでたしめでたし。




