第75話「お嬢様と遊ぼう!現代遊戯無双!!」
こうして俺は異世界で公爵家の令嬢にお仕えする事になった。短期だけどな。
とは言え暇だ。基本的に用意された部屋で休んでる。本を借りて読んでいる。貴族の振るまいという本だ。
めっちゃくちゃつまらない。ただ貴族のお嬢様と接するので必須科目だ。
「ゴールド様。お食事をお持ち致しました。」
オレンジの髪の短髪の美少女だ。勿論メイドだ。
「ありがとうございます。所でお嬢様はどちらに?吟遊詩人なのに歌わないでいるのも、、、」
いやまぁ。本音だ、あと暇だ。
「お嬢様はよく都市を歩き廻っていられるんですよ。色々な物に興味をもってはすぐ飽きてしまうんです。」
何その死刑宣告、、、。まぁ金には困って無いし別にいいや。
お腹いっぱいだし寝るとしよう。
「んっ、、、、夜かぁ、、、」
夕方に寝て夜に起きた。銀時計によれば夕刻の7時らしい。
何となく歩き回る。ん?お嬢様がいた。
「ん?吟遊詩人?どうしたの!?」
メイドも横にいる。あぁ。アクジキさんはお付かな?
「すみません。暇でしたので散歩してました。」
「ゴールド様、、、余り夜更けに歩きまわられては困ります。」
「いいじゃない!!暇なら遊ばない?私の部屋に来なさい!!」
何かするのか?まぁ暇だし行くか、、、。
「これはオススメの小説よ!!」
タイトルはガルネク冒険譚。4歳の頃に読んだ、、、。
「ガルネク冒険譚ですか。面白いですよね。いい本です。」
適当なお世辞でかわす。何回か読んだしもう読みたくない。
「それよりもっと面白い物があるのですが。遊んでみませんか?」
アイテムポーチの中の仲間達が今か今かと出番を待つ。
「まずはこれ!リバーシです。」
まずは簡単なやつだ。家にあったやつだね。ルールは簡単だ。早速ルール説明だ。
お嬢様は食い入るように説明を聞いている。アクジキさんは沈黙を貫いている。
「やり方は分かったわ!!早速やりましょう!!」
お嬢様は物覚えが良いようだ。一、二回やっただけで覚えてしまった。但し俺の全勝だ。
「つっ!次は負けないんだから!!」
その日はカノンは一度も勝利出来ずにいた。
次の日起きると目の前にお嬢様がいた。
「おはようございます。お嬢様。」
「今日も遊ぶわよ!!!」
成程な。早速遊ぶとしよう。だが手加減はない。兎を狩るときもライオンは全力を使うのだ!!
何と。十戦中一回負けてしまった。こいつ天才か!?
「うっ、、、ぐっ!!次は必ず勝つんだから!!」
お嬢様の声が響く。もう吟遊詩人の仕事をしていないような気がするがいいのか?
何気無い日常が過ぎてゆく。




