第68話「修行に励む。なのです!!」
ゴールドはギルドの修練場にいた。
各ギルドは修練場や有料の解体場所、酒場などを提供している。それらもギルドの大切な利益だ。
ゴールドはまず投合の短剣を試す。
「ん?元の1本と合わせて5本あるのに4本しか指の間に入らないね。、、、、馬鹿か俺は。」
取り合えず4本を指の間に差して投げる。、、、まるで狙ったところに飛ばずそれどころか威力もまるでない。この肉体故か?修練不足か?いずれにせよ。要練習だ。
他の冒険者が笑っているが気にしない。
続いてダブルブーツだ。なんと空中で一歩踏み締めた。すげぇ!!!
が、、、一歩目が低く大した効果がない。まぁ。無いよりましか?
最後に覚えた?魔法だ。フラッシュ、ブラック、ドーンだ。
フラッシュはその名の通り。眩しい。目眩ましに使えそうだ。
ブラックは闇魔法の攻撃系だ。正直大した威力は無い。
ドーンは妨害魔法で五月蠅い、、、
ギルドの人に怒られました、 、 、 、しゅん、、、。
最後に新必殺の魔剣技だ!
「剣魔開闢!!!『エレメンタルアブソーバー』!!!」
火、土、水、雷、風、光、闇7色の虹の剣が出来上がる。光魔法と闇魔法はこの為に覚えたといっても過言ではないよ!!!
妨害魔法は正直いらなかった。サイレス名誉会長が皆勤賞なので。ドーンとか囮以外に使えないし、、、。
ギルドの冒険者達は先程とは目の色がまるで違う。さっきは子供を嘲笑うような感じだったね。
「おっおい!!お前!俺と組まないか?俺はグーストBランク冒険者だ。武器はこのブーストアクス。威力が倍近くます代物だぜ!?」
随分と自慢気な勧誘だ。
「僕はゴールドです。Bランク冒険者です。全属性の魔法、各種補助魔法、火属性上級魔法を使えます。魔剣技も使えるので近接戦闘も可能です。威力はキングウルフを一撃で倒せるぐらいですかね?あとは隠し玉としてドラゴンを十メートル吹き飛ばす程の切札があります。闘技場で闘神の継承者を倒して優勝したこともあるんですよ。」
チートを交えつつ自分のアピールポイントを話す。グーストはぽかーんとしている。色んな意味でインパクトが大きかったらしい。
「おいおいおいおいおいおい!!!確かにさっきの魔剣技は凄かったぜ?だが幾らなんでも盛りすぎだろ!!?」
修練場にいた他の冒険者も思わず頷く。仕方無いな。
「魔剣技は見せましたよね?なら仕留めたキングウルフをお見せしましょうか?それともここで火属性上級魔法を撃ちますか?あぁ。優勝賞金の王金貨です。どうですか?ドラゴンの件はギルド職員に聞いて頂ければ分かりますよ?」
捲し立てるゴールド。グーストはあわふたしている。
いつの間にか人が集まってきた。王金貨が大きかったらしい。偽りようの無い証拠だ。ギルド職員の話を聞けばボロが出るので普通はそんな事を言ったりしない。
更にはマジックポーチから3メートル近いキングウルフの死体を取り出すとグーストは信じるしか無かった。
「それじゃあ僕は錬金術師と約束事がありますので。」
付きまとってくる冒険者を振り払い宿に戻るのだった。




