第67話「魔術棟にて暇つぶし。新魔法修得?」
「んー!!!」
暇だ。宿で暇を食い潰している。エミリスに頼んだ仕事は待つしかない。
依頼を受ける気もしない。今脱出以外で外に出る馬鹿はいない。俺も同様だ。
何か聞いた話によるとAランクパーティーと魔道都市専属のSランク冒険者がドラゴン討伐を命じられたらしい。
参加するだけでドラゴンキラーの二つ名が貰えるらしいよ?俺はいらねぇけどな。
一応ギルドに話はした。10メートル吹き飛ばした話をしたら疑われたが魔剣とギルドカード、マークナーの証言、闘神を倒した事を告げると信じてくれた。
討伐に参加して欲しいと懇願されたがしなかった。
何故勇者が少ないか知ってるか?必ずしも勇者が生き残るとは限らないからだ。
俺はそれを誰よりも知っている。臆病者は勝てる戦いしかしない。
今はナルカと雑談している。何故か彼女は残った。本当に恩義を感じているらしい。
落ち着いたら馬車で一緒に帝都に向かおう。と誘われた。護衛じゃねぇかよ。
と冗談はここまで。なら龍剣の刃と一緒に行けば良いのだから。
「じゃあ僕は魔術棟に行ってきます。ナルカはどうするのですか?」
「まだ鑑定待ちのマジックアイテムがありますので。鑑定士は逃なかったのですからすごいですよね。職人です。」
完全に忘れてた。 まぁいいや。ナルカを残して魔術棟に向かう。因みに訓練棟は閑古鳥だ。ある意味当たり前だが。
魔術棟では本が目当てだ。本は逃げないしね。エミリスを待つまで暇つぶししとくか。連絡はナルカが受け持ってくれてる。マジでナルカ有能だね。十分恩義を返してくれてる。
「ここが魔術棟かぁー。でかいな。」
「君!!今は厳戒体制だぞ!!お家に帰りなさい!!!」
ギルドカード提出ターンだぞ!!門番は慌てて謝る。もう慣れた。
入るだけで銀貨1枚取られた。何しろ魔術棟の本は一般の物と違って高価な物もある。当然らしい。
俺は魔術関係の本を探す。
召喚術の本、光魔法の本、闇魔法の本、妨害魔法の本。全部初級だが読み漁る。銀貨1枚分は読まないとね。
中級、上級は秘蔵らしく一般の人は読めないらしい。はあ、、、調べものぐらいにしか使えないようだ。
あくまで保管が目的の棟なんだな。維持費にでもなってるのなかなぁ?
ゴールドは魔術棟を後にする。まぁ銀貨1枚分の収穫はあった。
新しい魔法をなんと三個覚えた。ん?試して無いよ?書き写したのさ。それ込みの銀貨1枚だからね?
こうして宿に戻りナルカと雑談しながら。鑑定と服の完成を待つのだった。




