第63話「結成!臨時パーティー!討伐目標はキングウルフ!!」
「皆さーん!!さっきぶり!!」
冒険者達は驚きをを隠せない。AランクパーティーにBランクパーティーが親しげに少年に接しているのだ。
「おい。あんた?俺の雇い主になんか用か?」
先程ゴールドに絡んだ冒険者にマークナーが質問する。勿論軽い脅しのような物だ。
「ひっ!いえ!なんでもありません!!すみませんでした!!」
マークナー達はAランクパーティーなので有名だ。同時に他の冒険者達も貴族の子息の雇い主であろうと察する。そして静観を決め込む。Aランクパーティーに目をつけられるなどあってはならないからだ。
「皆さん!!目標はキングウルフです!!」
流石にパーティーは驚く。だがすぐに話を始める。
「構わないぜ。AランクパーティーにBランクパーティー。そしてお前がいればいけるだろ。因みに報酬は? 」
成る程。別料金だね。えーっとねぇー。どうするか?
「まずハーネ。これどうぞ。」
そういってアイテムポーチから豪水の斧を取り出す。ハーネは驚いた様子で確認する。
「宜しいんですか?ゴールド様。流石に貰いすぎじゃあ、、、」
ハーネも流石に遠慮する程の報酬だそうだ。まぁ持てないしいらないから。
「ではマークナーにはこれを。」
黄金金貨1枚を差し出す。マークナー達は驚きを隠せない。ギルドもざわめき出す。
「いいのかよ、、、太っ腹過ぎんだろ。まぁ貰えるなら貰うか。」
龍剣の刃は金に困って闘技場に参加したのだ断る理由はない。
こうして臨時パーティーはキングウルフの討伐に向かうのだった。
「ふー。歩きましたね。ゴールド様は大丈夫ですか?」
森の中に今パーティーはいる。
豪水の斧を持ったハーネ親切にしてくれる。先払いだ。ハーネはより一層にこにこしている。
「大丈夫ですよ。まぁモンスターが出てきてもまるで心配する要素が無いんですけどね。」
前衛にマークナーとルドー、ゴルガド。
中衛に俺とハーネ。
後衛にミトとナッシングだ。
マークナーがエース。ルドーは惹き付け役、ゴルガドは牽制、
俺が魔法といざとなったら前線。ハーネは俺のお世話役だ。
ミトは遠距離魔法、ナッシングはミトの護衛だ。
「ウオオオオオォン」
狼っぽい雄叫びが聞こえる。ん?初めて聞いたけど?何か?
「キングウルフですか?」
「ちがうぜ?只のフォレストウルフだ。」
違ったらしい。因みにフォレストウルフとダークウルフをキングウルフは従えているらしい。
偵察か何かか?
「雷波斬り!!」
ゴルガドの技が刺さる。電撃に触ればフォレストウルフは簡単に丸焦げだ。流石にBランク。
「クォォォォォオン!!!!」
ダークウルフかな?真っ黒だし。安易なネーミングだ。しかも10匹はいる。
「唸れ!!炎龍波動!!」
あらあらあら。一発で焼き付くした。強えぇ!!まともに戦わなくて良かった。
「ゴールド様。私達出番無いですね。」
「そうだね。まぁハーネとお喋りしてるのも楽しいよ。」
ハーネも楽しそうだ。俺も楽しいよ。
「グウォォォォォォォオン!!!!!!」
ボスエンカウントだ。ここから1メートルほど離れた所にキングウルフ?がいた。
「キングウルフだ!!総員!!戦闘配備!!!」
マークナーの合図と共に戦いの幕が明けた。




