第62話「服を作って貰うことにした。素材はキングウルフ!?」
「すっ!凄いよこれ!!!この魔剣は国宝物だよ!!!なんで君が持ってるの?何者?」
一応研究室に防音が施されているので気にすることは無いとエミリスはいう。気になる。
「あぁ。闘神の継承者を倒した時に貰いました。」
その言葉に絶句するエミリス。10秒程の沈黙の後、セールストークが始まった。
「あっ!あの!!もし宜しければ私と専属契約をしませんか!?勿論要求があれば呑みますし、縛る様な事は一切しません。ただ他の錬金術師と契約をしないで戴ければ結構なんですよ!!!」
どうしよっか、、、、。可愛らしいけど怪しい。
「保留させて下さい。ただ今は他の錬金術師と契約をしたりはしないので心配はしなくても大丈夫ですよ。それと契約をするならまず成果を出して欲しいですね。今は服が欲しいんですよ。それも錬金術が作った特別製がね。」
俺の弱点はそう、防御力だ。今までよくやられたものだ。ローブはそれなりに有能だが魔法耐性しかなく防御力が不安だった。服は村のやつだし。まぁ宿で洗って乾かしてるからもうボロボロなんだよね。
「成程成程。分かりますよ。では早速作りましょう。私は服職人を探してきますね。ではゴールドさんはどのような素材をご用意して戴けるのでしょうか?」
ん???、、、ねぇよ。しかも上から目線で言ってしまった。引き返しづらい。ヤバイ。
「それについては吟味している所なんですよ。何かオススメはありますかね?錬金術師の観点からみて。」
話題を剃らすしかない。アイテムポーチにはDランク以上の素材は無い。
ワイバーンやクラーケンはそのまま渡しちゃったし。取りに行くか。
「そうですね、、、、。この辺りで最強なのは、、、キングウルフなんてどうでしょう?服の素材にピッタリです。」
絶対にヤバイモンスターじゃん、、、まぁ今はAランクパーティーにBランクパーティーがいるんだ。大丈夫だろ。
そうと決まればエミリスとは別れを済ませギルドに向かう。その前にキングウルフの依頼は無いかな?
「すみません。キングウルフの討伐依頼はありませんか?」
受付嬢は驚愕する。キングウルフはAランクモンスターだからだ。まさかこんな子供から名前が出てくるとは思わなかった為だ。
「おい!坊主!お前身の程を弁えろ!!Aランクモンスターなんて狩れる訳ねぇだろ!!ゴブリンですら倒せねぇよ!!」
ギルドの冒険者に絡まれた。その言葉にギルドはどっっと笑いに包まれる。
「ゴールド様!!」「やっぱりお前かよ!!」「全く貴方と言う人は、、、」
解りきっていた騒ぎにパーティーメンバーが集合する。




