第43話「聴き込み開始!!闘技場ってマジですか?」
まずはギルドでの聴き込みだ。まずはお姉さんにだ。他意はない。
「ん?どうしたの僕?ここら辺で?あぁ。闘技場何てどう?お父さんに連れていって貰いなさいな。」
「おう名所といえば帝都だろうな。大抵の物が揃うし何かしらの珍しい物が見れるんじゃないか?」
「魔道都市なんてどうかな?君は剣の他に杖も身につけているんだしね。マジックアイテムの本場でもあるよ。錬金術師が目的なら帝都か魔道都市で決まりじゃないかな?」
何か色々あるな、、、。帝都は一番遠いので最終的にって事で。
魔道都市か、、、必ず行く。
となると取り敢えず消去法で闘技場からの魔道都市で帝都かなぁ?
となるとー。後は方法だな。闘技場行きの馬車に乗るか。
「ん?坊主が乗るのかい?闘技場行きは銀貨8枚だよ。」
うわっ!高いわ!!高ランク護衛付きの高給馬車えらんだからね、、、仕方ねぇわな。
こうして客は俺一人の馬車に乗った。へへっ。貴族みたいだね!!まっまぁ一応Bランク冒険者なんだからね!!!一応要らぬ誤解を生むのでアイテムポーチに武器をしまう。ん?暗殺に使えるね、、、
「馬車の持ち主であり馬に乗らせて貰うハハサです。今回はごゆるりと旅をお楽しみ下さいませ。」
「あんたが客か?俺はゴルガドBランク冒険者だ。雷の魔剣『迎雷の剣』を使っている。」
「私はCランク冒険者のハーネよ。よろしくね。もしかして貴族の子だったりしますかね?」
「へっ俺はCランク冒険者のナッシングだ!!モンスターも盗賊も俺が守ってやるから安心しろよな!!」
流石に銀貨8枚。糞優秀だ。俺も合わせればワイバーン倒せんじゃねぇっすか?
「はい。よろしくお願いしますね。」
こうして旅は始まる。
正直旅は快適そのものだまぁ当たり前だ。高い金で安心を買ってるんだからね。
盗賊も迎雷の剣であっさり。モンスターもハーネとナッシングが倒した。
護衛は忙しくて疲れるがこうしてるのも暇だな。なーんて贅沢なんだろうな。こんな悩みも。
こうして時間は過ぎていく。距離がかなりあるみたいなので今日は野宿だ。俺はテントの中でごろにゃん、護衛は交代で俺を守ってくれてる。まぁクラーケンとワイバーンを倒した俺に護衛は要らないけどな。
ハーネに金貨一枚で膝枕を悪ふざけで所望したら物凄い笑顔で了承してくれた。まぁ護衛料より高いから当然か。うへへへ。最高のふとももなんだよなぁ。ふと脂ぎったおっさんが浮かぶ。まだ5歳だから、、、
次の日余りにも巨大な闘技場らしき物が見えてきて驚愕を隠せない。
「ゴールド様。ここが闘技場都市ラストバトルですよ。」
すみません、、、眼前の闘技場よりも名前に驚くわ、、、ハーネは様呼びで完全に上客扱いだ。
やっとこさ目的地についたのであった。