第35話「耐え難い沈黙。かーえろぉーか。もぉかーえろうよ。」
「おおお!!!」
初ダンジョンだから知らなかったが帰還装置があるらしい。
目の前のこのなんかふあぁー。みたいなやつだ。
「これに乗ると帰れるのよ。因みに行きは攻略済みの階層を指定して転移出来るわ。」
こうして一階層へと帰還した。
相変わらず一階層は賑わってる。
「そっその良かったら剥ぎ取りとか手伝ってくれませんか?僕は得意じゃ無くて。」
ソニアは驚きの表情をみせる。
「勿論。この短剣も貰ったしお礼も兼ねてね。」
剥ぎ取りはまだ慣れない。グロデスクなのも含めて。
剥ぎ取り素材は売った。銀貨3枚になった。それを半分だ。
肉は取りあえずアイテムポーチにしまいこむ。料理人のスキルはないんよ。
「じゃあ解散ですね。ソニアさんお疲れ様です。」
ソニアは焦った表情だ。
「えっ!!もし良かったらこのあと時間は無いかしら?ゆっくりお話ししたいんだけど。」
パーティーは臨時の予定だったので断っておくか。
「すみません。今とあるお屋敷にお世話になっているので遅くならない内に帰らないといけないんです。では失礼します。」
ソニアは引き留めようとしているがさっさと帰るのであった。
「お帰りなさいませ。ゴールド様。」
メイドさんだ。黒歴史を見られてからというものの暖かい目で見てくる、、、。なのでメイド服に視線を反らす。
「ゴールド様!!!!お帰りなさいませ!!お怪我はありませんでしたか?」
マニカだ。やたらと手厚く迎えてくれる。正直嬉しい。
「お帰り。約束通りダンジョンの話しをしたいんだけど。」
一度体を清めてからゆっくりと話に花を咲かせるのであった。
もう滞在から一週間だ。ウェイルさんに稽古をつけて貰ったりマニカとお話しをしていた。
ダンジョンには行ってない。正直飽きた。
今ならいい思い出なので行かない事にした。
男爵に相談して一ヶ月を目処に滞在する予定だあと2週間、、、
まぁいいか。ねんごろするか。
屋敷の書庫にはなんと!!!上級魔法の本があった!!!
貸し出しオッケーらしいので読みふける。ただし火属性魔法しか書いてない。
火柱を発生させる魔法マグナムートと言う呪文らしい。
まぁとりま詠唱とイメトレを欠かさず行う。打つわけにはいかないからね、、、
そうこうしている内にお別れの日が近づくのだった。
「もう行くのか?残って俺に仕えてくれてもいいんだがな。」
「それじゃあ。あと剣術の稽古は欠かさない様に才能があるんだから。いずれ通用しなくなって後悔しないようにね。」
「、、、行ってしまわれるのですね、、、また会えると信じています。」
それぞれの別れの言葉を聞きダンジョン都市ラグウェルを後にするのであった。




