第104話「獣の軍隊!対するは、、?」
「オークの数が多くねぇか?」「確かにな。受けきれんぞ!」
総勢20匹程のオークだ。すぐに俺は指示を飛ばす。
「ハーネ!僕達もでますよ!アクジキさん。お嬢様は頼みましたよ!」
アクジキは無言で頷く。前衛は四人。これなら突破されないだろう。
「ルドーさんとハーネは馬車の護衛!マークナーさん!いきますよ!」
運がいいのか悪いのかオークは数こそ多いが全部普通のオークだ。
「魔卿土来!『土蛇流れ』!!」
オーク数匹を呑み込み仕留める。まだまだオークはいる。
「唸れ!炎熱波動!!」
圧倒的な熱量がオークを数匹を焼き尽くす。くそっ!まだ十数匹は残ってやがる!!
「ゴールド!マークナー!じり貧になるぞ!どうする!?」
仕方無い、、あれでいくか?
「任せて下さい!!魔卿土来!!」
馬車を覆うように土の壁を作り出す。これなら護衛を大して気にしなくてもいい。
「成程な!これで取りこぼしも気にしなくて済むぜ!!」
「皆さん下がって!!紅蓮を放て!我が眼前に!フレアブラスト!!」
あっさりと数匹を焼き尽くす。オークどもは俺に狙いをつけたようだ。
だが盾持ちのルドーがそんな事を許すはずもない。残りのオーク数匹を引き付け通さない。
「魔卿炎斬!!」「炎龍斬!!」
残り数匹のオークもあっさりと仕留めるのであった。
「はぁ、、、なんでこんな事に、、」「ゴールド様恐らくはオークの群れかと。」
オークの群れねぇ、興味ないわ。それより魔卿土来の壁を剥がすのてつだってくれ、、、
「どうする?オークキングだったりすると流石にやべぇぞ。恐らくは200匹は最低でもいるぜ?」
マジかよ!!お嬢様をそんなところに連れていく訳には行かないぞ?
作戦会議は必須だ。だがまずは壁を何とかしないとな、、、数分掛かった。中のお嬢様になにかしらあったら困るので慎重にいかなければ、、、
「もぉー!!全然見えなかった!!」「まっまぁお嬢様、落ち着いてください。」
お嬢様はお怒りだ。仕方無いやんけ。
「流石です!ゴールド様!」「何かありましたか?ゴールド様?」
おっとアクジキは目敏いな。さっそく相談する。
「成程。オークキングが率いる群れならギルドか騎士団に討伐依頼を出さなければいけませんね、、、」
なら撤退か?だがアクジキは複雑そうな表情だ、何か理由があるのか?
「どうしたんですか?撤退して依頼をすればいいのでは?」
「そう簡単にもいきません。まず偵察がすんでおりませんので本当にオークキングがいるかわかりません。」
成程な。確かにそうなるね。ただ空を飛べる訳でも無いので偵察は厳しい。
「それにギルドと騎士団は余り関係が良くなく合同で討伐するわけにはいかず当家がギルドに頼めばギルドに対して借りを作る事になります。」
「なら騎士団ですか?」
「それもまた、、といったところでしょうか?まず当家は第三王女の派閥に属しているのですが騎士団は第二王女と第一王女の派閥の者もおり中々纏まらないかと。」
面倒臭いな、、、何か良い策は無いのか。そんな事を考えているとハーネが提案をしてきた。
「すみません。帝都には『剣神』マリアンヌ様がいらっしゃるのでは?」
でたか、、、神シリーズ。今度は剣神か。
「残念ながら剣神様は第一王女の派閥に属しています。第一王女派に貸しを作ってしまうのです。」
ほんっっっとに面倒臭い。
「なら第三王女の派閥に強い人はいないんですか?」
「、、、そうなると第4聖のグロリア様にお願いするのが妥当かと。」
まーた知らない称号が出てきたか。
ミストレアが話し出す。
「では私から説明しますね?ゴールド君は知らないと思いますがこの帝都には聖剣十聖という称号を持った騎士がいるのですが十聖はそれぞれの派閥に属しています。我が第三王女派には第4聖と第8聖が所属しております。他の騎士達は家ごとに呼び掛けなければならず中々集まりませんね。」
騎士団つかえねぇな。まぁその強そうな奴を呼べば解決か?
「どのぐらい強いんですか?」
「Sランク程の実力と言われています。これが我が帝国の強さの秘訣と言ったところでしょうか?」
「じゃあ撤退して頼めばいいのですか?」
アクジキは表情を曇らせる。
「先程も話しましたがそれには偵察が必要です、、、」
誰かがいかなければならない。それも俺達の中でだ、、、
一行は沈黙するのであった。




