三話 お家編
私は先生である。
たとえ、どんなときでも冷静な対応しなければならないと思いつつ、ふざける心を忘れない、素晴らしい遊び心の先生だ。
でも、今そんな場合ではない。
何者かに身体を改造されてしまったのだから……たぶん。
「フジタさんは動けるんでしたらお母さんのところに連れて行きますがどうします?」
「お願いします」
私は男性の先生? についていくと、少し体が痩せてる女性に出会った。
女性は走り出し、私に抱きついた。
すると女性は男性に頭を下げた。
「ありがとうございます」
「いえいえ、実は……」
なるほど、これが私のお母さんですか……。
男性の表情が暗くなる。
さてと、私のすることは、
「お母さん心配かけてごめんね」
「え? 今お母さんって?」
すると驚いた顔で、涙を流す。
まさか、まずい展開でしたか!
男性が驚き私に聞いてきた。
「記憶は……」
「残念ながら無いです。でも、私は私ですからきっと……」
お母さんはなんと見えない顔で、納得したかの様に頷いた。
そんないい雰囲気なのに……。
ものすごくお腹が減ってしょうがない。
これはきっとトラックがこんにちは〜っと、頭をだしてきたからである。
あぁ、ラーメン食いたかったな、全て。
「お母さん、お腹がすいたんで僕たちも帰りませんか?」
「え? ええ帰りましょか、先生ありがとうございました」
お母さんは緊張しているのか? しょかになっていた。
もう一度お母さんが頭を男性に向かって下げた。
そんな様子を見ながら、お腹をさする。
さてと、本当に何か食べたいです!
☆★☆★
と言うわけで先生はお母さんの家にやってきました! はい拍手パチパチ!
とゆうか、まさかこんなに家だとは……私にとって食事さえ甘ければ文句なしだったのですが……。
大きさは、多分一軒家が3つ分あります。
お母さんがドアを開けるとお姉さんがいた。
「お、おかえりなさい」
こちらも緊張した雰囲気のお姉さんがいた。
もしかして、家族は緊張屋さんなのかもしれない。
ここはちょっと、緊張ほぐすために冗談を言ってみましょうか!
「ただいま」「ただいま〜お姉ちゃん美人だね」
私はそのように言うと、お姉さんは口を開けて固まってしまった。
また、失敗してしまいましたか!?
「フジタ君は記憶喪失なのよ」
「え? マジ?」
お母さんが説明をすると、ようやく氷が溶けてように、お姉さんの表情が動き……。
「フジタ君もう一回お姉さんて言ってくれない!」
土下座をしたのであった。
これはどういう状態なのでしょうか?
「お、お姉さん……」
「うん!」
拳を握り興奮を抑えているようであった。
何故だろうか?
するとお姉さんが手を広げて、
「ほら、抱き合おうではないか!」
堂々と言った。
……まさか、冗談を冗談で返す。ノリの良いお姉さんなのでしょうか?
ならば、この場合は抱きしめるふりをして、すり抜けようのではないか! 少し横が狭いが大丈夫でしょう。
私は、お姉さんに近づくと手を広げてギリギリのタイミングで避けようとした。
変な感じがする。
なので、いつでも本気は出せるようにゆっくりと近づいた。
決して、嫌な感じではない。
すると抱きしめる手が異常に早く、それに驚き少しを避けるのが早かった。
それでも私は避けてお姉さんの後ろを取ることができたのだ。
「冗談はその辺にして、ご飯を食べましょう!」
腹が減った。
早く、ご飯が食べたい。
「えっ? 冗談じゃあ無いのに……」
お姉さんがガッカリしていると、
「取り敢えず上がりましょう?」
お母さんが優しく言うが、気のせいだろうか? 少し怒ってる風にも見える。




