0002 京都支部
「やくざの本拠地は多分ここです。」
リールは逃げてきたことをリーリエに教えられたが、信じてなかった。
リールはでは行きましょうと前を歩いているリーリエに銃口を突き付けた。
「発砲許可を許しません。」
「妹を殺すのなら、君を殺すよ。」
「私を殺してもいいですが、あなた地獄に行くと言われていましたよね。それ、三年間の拷問の末、飢餓になって五年間生きられるようにエサ食べさせられて、それから、また拷問されて一生生きてられない体になって、また二年間痛いの往復ですよ。道の引き回しとかもありますよ。」
「・・・。」
リールは銃口をおろした。
「妹殺せなかったらどうなるんだ?」
「死ぬまで妹殺してください。殺されたら、次の対策国が立案するので。」
リーリエは前を歩きながら、言った。
「そもそもあなたは妹を殺した後、保証を言われましたか?何人殺してるんですか?一緒に妹と心中してくれた方があなた、今後苦しまなくてみますよ。盗聴器あなたの体に埋め込みましたから、国外逃亡一発で分かりますし。」
リーリエはリールに財布をあげた。
「そうか、分かった。」
財布の中には、1万円が入っていった。
「それで食糧でも買えば?」
「食糧。」
リールはそこら辺の物を逃げながら食ってたので、何処で食糧が買えるか知らない。
だから、リーリエの前を歩いた。
やくざが襲ってきたら、とにかく殺さないあんばいを考えた。リーリエは見物を決め込んだ。
(やはり、速い。)
国から安易なデータは知らされていたものの、バタバタ死んでいった。否、失神していった。
「ハハ。」
リールは妹を殺そうと思った。それしかできなかった。
簡単ではなかった。でも、やくざたちを戦闘不能にしていった。
「今日で63人ね。ここの場所はハッキングされてると見ていいわ。今食べておいた方がいいわ。敵はいつもあなたを狙ってるみたいだし。」
リーリエは後ろのやくざを後ろ手にやると、光線吐いて後方に飛んだ後、ビルに突っ込んだ。
「錬金術の応用よ。じゃあ。」
リーリエは伸びているやくざの一人の頭を思いっきり靴裏で踏んだ。
「本部以外にどこで指示系統を送っている施設はどこ?言えば、次が無いから。」
やくざは三十分後、逐一場所を教えてくれた。
「あれ使わなくてよかったわ。」
「これがやくざ?」
「そうだけど、次聞いたもこんなこと話さないわよ。」
つまり、拷問用の錬金術があるのかとリールは漠然と分かった。
「町はすぐよ。」
リーリエは荷物を全部持った。
京都府。
「ここが東京か?」
「ついてくる。」
リーリエはやくざの地下の支部の入り口へと入った。それは床にあって、階段が続いていた。周りの監視はリールが無力化した。
リーリエとリールがドアから入ってくると数人がもう銃口を向けていた。
リーリエは少し笑うと、手榴弾のピンを横に取ると、そのままほおった。
「リーリエ!」
リールはリーリエの首根っこを掴むと、後ろの床に倒れた。
「人殺しちゃ駄目だって言ってただろ?!」
「私は言われてない。」
だいたいだなと破片を指した遺体が群がっていた。
「弾丸補充していいか?」
リールはいつも通り冷静だった。
「いいわよ。」
リボルバーの人を見つけ、弾丸をひろっていると、金歯が見えた。取れた金歯だった。
「拾わないのか?」
「あなたは以外と金欲ないのね、シルキの身代金の方が全然桁が違うから、そっちどうにかして。」
しかし、とリーリエが思った。
リールは手口が綺麗すぎる。
さすが、国が認知した殺し手である。自分がやるとこんなに雑になるなんて。
本当は潔癖症なのかとリーリエは思った。
「ちょっと待ってくれ。なんなんだ、妹のシルキはそんなに極悪なのか。」
「まあ、そういうことね。何回も作戦立てて突撃したけど、全部返り討ちにあって、生存者0よ。」
「情報拡散を防ぐためだ。多分。後は、シルキに会わないと。」
リールが言うと、リーリエが捕捉した。
「それから、原因分からないけど、命とってね。そうじゃなきゃ君を生かした意味が無いし。そのやくざのやってること聞いたら耳が腐るよ。」
リールは頭上から降りてきた花びらを拾っていた。これまで見た何よりも綺麗だった。
桜というらしい。
花びらをポケットから出してみると、もう変色していた。リールはその花びらを捨てた。
その間、やってきたやくざをナイフで無効化した。五人やった時に花びらは地について、リーリエが踏んで、くしゃくしゃになった。
その後、やくざを無効化しながら、その後のリーリエがついていった。休憩にしようと言ったが、リールは聞いてなかった。
「あなた、逃げてる間は何をしてたの?」
リーリエがもってきたシチューを火を錬金術でつけて、温めていると、リールが少し眠っていた。
シチューが出来上がると、リールは普通に起きた。
「シチュー。」
「食べたことないの?!」
「両親はコンビニ弁当食べてた。」
「どうぞ。」
リールがスプーンで一気に頬張ると、口の中が焼けそうだった。
「熱い。」
「それはそうよ。」
リーリエはそれ以外は何も言わなかった。
リールはシチューを置いた。後方から来たやくざを蹴り飛ばした。
そのまま、後方を向いて、腹にカウンターを入れる。
地下の水道に落ちた。
「この奥がやくざの支部ね。準備いい?」
「分かった。」
リールはリーリエから貰った銃を取り出した。
「大物がいる。」
「発砲許可。」
リールはドアを蹴り飛ばした。
中に入って行く前に、弾丸が右往左往して向かってきた。
「万丈!」
向かってくる弾丸を全部弾くと、リールは銃を持ちながら一人で入っていった。




