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大事なもの
「ねえ誠一君、あなた茜ちゃんとも喧嘩したらしいけど謝りに行かなくていいの?貴方達のコンビお似合いだと思うのに。」
あ…完全に忘れてた。なんて言えるわけがない。花咲さんのことも大事だけど。大事な友達だし。でも茜がいなくなることの方が正直衝撃は同じくらいだ。忘れて良いわけがない。忘れられるわけが無いのだ。
「そうだね。この後謝りに行くつもりだよ。」
僕は茜がいないことを除いてほぼ全てが元通りだ。花咲さん―舞さんに名前で呼ばれること意外は。
まあ、茜と一緒にいる時間が多いから、僕の日常はほとんど戻ってきていない。茜がいなくなってからつくづく気付かされた。僕が茜にどれだけ頼っているか。
例えるなら一人暮らしを始めた時、母さんって凄いなと思うあの気持ちだ。茜、やっぱり僕は大好きなんだ。もっも、もっと大事にしなくてはいけない。




